山梨フットボール

「先制するも追加点が取れずに、前に急ぐリスクでカウンターを受けて3失点の惨敗」【2018明治安田生命J2リーグ第23節 甲府1-3岐阜 レビュー】

2018年7月15日甲府1-3岐阜(18:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数7,798人/天候 曇のち晴 弱風/気温 31.5℃/湿度 65%)

得点者 11’堀米勇輝(甲府) 52’田中パウロ淳一(岐阜) 72’小野悠斗(岐阜) 79’田中パウロ淳一(岐阜)

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「先制するも追加点が取れずに、前に急ぐリスクでカウンターを受けて3失点の惨敗」

阜に負けた…。正面からぶつかって、パスワークでも運動量でも球際でも負けた。宮崎キャンプのトレーニングマッチ(2月5日、5-1○)のときは大木武監督が、「個人の質の差が…」なんてことをポロリと吉田達磨前監督に言ったのを盗み聞いたが、5か月間の間に逆転されたのか…。4月1日の第7節の対戦(4-3○)で追い上げられた時の脅威より確実に勢いを感じさせられた負け。ただ、甲府の選手に力がないとは思わない。

の高さを感じるシーンは何度もあった。先制は素晴らしかったけれど、2点目を取る決定力がなく、同点、1-2と失点が続き、前に急ぎ過ぎてカウンターを喰らうという流れになってしまい、勝つための戦い方ができなかった。甲府に負けた大分(4-2○)のように――愚直という感じではないけれど――相手の土俵というか同じ土俵で戦い続けて負けた。

合後、CBの田森大己が「ウチの選手は上手いですね」と他人事みたいに言っていたけれど、甲府のフォアチェックを前半は――特に序盤――はハマっていたのが途中からは岐阜のパスワークが上回って躱されてどんどん疲弊していった。「後半になると相手が落ちてくれるんですよ」と田森は言ったし、岐阜の選手は攻守でよく走ったと思う。

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