「安い失点を力の差、質の差を見せつける2ゴールで逆転。守備の不安は残るが連敗を止めて、次に繋がる勝ち点3を奪取」【2018明治安田生命J2リーグ第28節 金沢1-2甲府 レビュー】
2018年8月11日金沢1-2甲府(19:03K.O/石川県西部緑地公園陸上競技場/入場者数4,598人/天候 晴 弱風/気温 26.6℃/湿度 75%)
得点者 5′ #7清原翔平(金沢)17′ #17金園英学(甲府)21′ #7堀米勇輝(甲府)
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「安い失点を力の差、質の差を見せつける2ゴールで逆転。守備の不安は残るが連敗を止めて、次に繋がる勝ち点3を奪取」
開始5分の失点には「またかぁ…」とガッカリしたけれど、その後の2ゴールで逆転勝ち。何が素晴らしいかといえば、甲府が明らかな格上の鹿島や川崎F相手に先制点を取った時に彼らが慌てないのと同じく、――甲府が格上かどうかは分からないが――金沢に先制点をプレゼントしても慌てることなく戦えたこと。先制点を取って大量得点に繋げるイケイケ的な勝利が最も望ましいと思っていたけれど、“2点しか”取れなくても勝てたことにはホッ…。“甲府に勝って欲しい”という気持ちで見ているから守備面では「1対1、もうちょっとなんとかならならんのかなぁ…」という思いは残るけれど、攻撃がもっとよくなれば守備も改善できると期待したい。
リーグ戦が後半戦に入り、整ってきた下位チームがいくつか出現し、上位チームが発揮し難い、割り切った怖さが彼らにはある。金沢もツートップを活かす自信を持った攻撃のパターンがあった。5分の失点は小出悠太のキックの判断と技術的なミスから相手に当たってその跳ね返りがDFラインの裏へのパスみたいになって清原翔平に落ち着いて決められた。しかし、時間はたっぷり残されていて、堀米勇輝は「早い時間帯に返せれば2点くらいは取れると思っていた。全員がやることをやってハードワークすればこれ以上負けることはないと思っていたし、勝つイメージしかなかった」と強気で落ち着いていた。
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