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上野展裕監督「現実主義になるというのはあるかもしれませんが…『可能性がある限り前を向いてやり続けよう』と選手に話した」【無料記事 J2第38節 栃木2-2甲府 コメント】

上野展裕監督「現実主義になるというのはあるかもしれませんが…『可能性がある限り前を向いてやり続けよう』と選手に話した」

今日は600人を超える甲府のファン・サポーターが来てくださいました。ありがとうございました。それにも関わらず勝利を届けることができずに申し訳ないと思います。

試合は栃木のブロックを作ってからの圧といいますか、プレスを上手くかいくぐれず対処に苦しみました。その中で上手く1点を取ったが、セットプレーから失点し…後半なかなか打開できず。ハーフタイムは練習でやったようにブロック、引き固めに対処していこうと、練習でやったことを実践しようとしたが上手くいかなかった。

オフサイドになった高野の1本くらいでしたかね…背後を狙えたのは。バホスが1本走ったのもあったが少なかった。上手く織り交ぜていくことが大事だが上手くいかずに偏ってしまった。そのことで栃木のペースになったと思います。

――後半の途中からジエゴを投入してからは、ジュニオール・バホスとも話しながらでしたがどんな指示でしたか?

ジエゴはトップ下として曽根田穣の代わりに入れて、飛び出してほしかった。ボールキープ力に優れているので起点となってやってくれた。そこから何度か起点を作ってチャンスを作った。途中でツートップ気味にしたが上手くいかず、すぐに切り替えました。(田中)佑昌に対しても同じで、彼も飛び出して行くのと前からの守備でボールを回収したいという2つのことを指示してピッチに送り出しました。

――小出悠太の状態は?

小出は救急車で病院に行きました。鼻を骨折しているかどうかは分かりませんが、おそらく折れていると思います。血が止まらず交代をせざるを得なかった。血が喉に入ってきて呼吸も苦しくなっていたので交代させました。

――小出交代の場面でベンチには山本英臣と今津佑太の2枚のDFがいましたが、山本を選んだ理由は?

始めから決めていました。小出のところは山本だと。迷いはなかったです。中で統率してくれました。いいプレーをしてくれました。失点のところは映像を見ないと分からないが、よく統率してくれたと思います。

――プレーオフ圏入りは現状ではより厳しくなりましたが、どう捉えますか?

可能性がある限り、最後まで諦めないでやり続けたい。現実主義になるというのはあるかもしれませんが…「可能性がある限り前を向いてやり続けよう」と選手に話しました。

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