「J2残留という目標がハッキリと見えている讃岐の迫力を、ファン・サポーターの想いに報いるという覚悟で上回れ」【2018明治安田生命J2リーグ 第39節 甲府対讃岐 プレビュー】
2018年10月28日(日曜日)甲府対讃岐(16:00 KICK OFF/ND山梨中銀スタジアム)
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「J2残留という目標がハッキリと見えている讃岐の迫力を、ファン・サポーターの想いに報いるという覚悟で上回れ」
今週の練習ではジュニオール・バホスと小出悠太が妙に明るくやっているように感じた。バホスは警告の累積で出場停止、小出はMRIでは異常なしも栃木戦の接触プレーによる脳震盪の疑いでスキップと、2人ともベンチ外。勝手に推測したのは、“勝つしかない”重圧から1試合解放されたことが大きい、ということ。小出に聞いても「そんなことはないです」と答えそうだから聞かなかったけれど、僕が知る限りもっとも明るい小出を見たような気がする。世代が全然違う記者のオッサンには見せない姿があるだろうけど、リハビリ中の新井涼平が練習を見に外に出て来た時に「涼平さん、これなんだか分かります?」とジェスチャークイズを楽しそうに出すなど、見たことがない姿が新鮮だった。
バホスは試合前の練習では上野展裕監督に直接指示を受けるときは下を向いて通訳の岩崎ブルノの声に耳を傾けるだけで、練習中に不貞腐れたようにも見える態度を取ることもあった。しかし、今週はそんな素振りなしで楽しそうに練習に取り組んでいた。バホスには聞くチャンスがなかったが、「バホスも同じなのかなぁ」と思いつつ、選手が普段感じているプレッシャーの重さを少しは感じることができた気になった。今季は試合数が多く、ずっと張りつめていたまま突っ走ってきたから――シーズンは続いているけど――そうなるのも当然かもしれない。
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