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上野展裕監督 記者会見「一人少ない中でタッチラインにボールを出すことも可能だったが、そこを鹿島は見逃さなかった」【無料記事 98回天皇杯準々決勝 鹿島1-0甲府 コメント】

上野展裕監督 記者会見「一人少ない中でタッチラインにボールを出すことも可能だったが、そこを鹿島は見逃さなかった」

(リーグ最終節から中3日で)コンディションが整わない中、選手たちはよくやってくれました。試合は鹿島の隙を突くというか、一瞬のチャンスを見逃さないプレーから、我々が一人少ない中でタッチラインにボールを出すことも可能だったが持ったばかりに、そこを見逃さないで得点に繋げた攻撃は流石だと思いました。

選手たちは疲労が残る中でプレッシングに行って、フォアチェックに行って、やるべきことを最後までやってくれました。チャンスもあったけれど、我々は決め切れなかった。課題が残ったが選手はよくやってくれた。褒めたいと思います。試合は残念な結果に終わったが、選手はよくやったと思います。

――選手交代のところ――曽根田(穣)選手にトラブルがありましたが――狙いとタイミングについて。ジエゴを引っ張った理由は?

曽根田は、多分鎖骨の骨折だと思います。ただ、正式な診断ではありません。そこの交代選手(田中佑昌)が入るためにボールを出して(プレーを切る)チャンスもあったが、少し持ち過ぎた。そのために3人くらいが(鹿島のパスワークとドリブルに)置き去りにされてしまってゴール前まで運ばれた。

ジエゴについては頑張っていたし、クロスに対しての飛び込みはよかったし、何とか点を取れるんじゃないかと…。(クロスの場面は)トレーニングでやっている形でもあったし、ジエゴは少し疲れがあったが引っ張りました。

最後、4-4-2にして森晃太を入れて――ジエゴは足が攣っていたのでもう少し早く(交代選手を)入れたらと思いましたが――ジエゴを最後まで引っ張って、彼の可能性に賭けました。全体がいい形で、代える必要がないと思いました。

――今シーズンがこれで終了しましたが、振り返ってチームの成果などはどう感じていますか?

リーグ戦については昇格できずに申し訳なく思います。クラブとしての目標を達成することができませんでした。天皇杯は頑張って上に行きたかったですが、叶いませんでした。ルヴァンカップも準々決勝で柏に敗れて上に行けなかった。2つのカップ戦は過密日程の中で選手がよくやってくれたと思います。ケガ人が多い中で、よくやってくれたと思います。

――今シーズン終了ですが、来季に向けての収穫は?繋がったことは?

繰り返しになるかもしれませんが、過密日程の中、ケガ人も多い中、選手は全力で頑張ってくれました。それが来季への、将来のヴァンフォーレ甲府に繋がると思います。若手が伸びてきましたし――まだ入院している選手もいますが――ケガ人が戻ってきて切磋琢磨すると将来の甲府に繋がっていくと思います。

――5月に就任して、攻撃の意識やアグレッシブさは高まるようになったと思いますが、この点についてはどう感じていますか?

もっとできると思います。よくやってくれているが、まだまだいける。プレッシングをして、フォアチェックをして、選手はよく動いてくれました。ボールホルダーに寄せてくれました。力の差があっても2~3人で囲んでよく奪って、よくやってくれたと思います。

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