山梨フットボール

伊藤彰監督「アウェー3連戦で移動がきつい中、選手が最後まで戦ってくれたことを評価し、感謝したい」【無料記事 J2第3節 鹿児島0-1甲府 コメント】

「ホーム初戦にパワーを持って入っていけるいい要因になった」

遠い所までファン・サポーターの皆さんが200人余り、後押しに来ていただき感謝します。ここで勝点3を取れたことを凄く光栄に思っています。前半、ホームの鹿児島のパワーに少し押されたところがありましたが、悪い時間帯に失点しなかったことが勝因だと思います。後半に入り、プレッシャーを少し強めたところとゲームをもう少しコントロールするところではいい時間帯に得点を挙げることができた。最後、相手が人数を掛けてきたところをゴール前で弾いて、ゼロで抑えることができた。チームとして自信になったと思います。

――前節5点取って、今回は1点での勝利。攻撃面についてはどう見ていますか?

鹿児島がボールを保持して攻めてくることはよく分かっていた。カウンターで1点、2点を取れていればよかった。5点取れたゲームと1点取ったゲームでは、「点をいっぱい取ったからよかった」ではなく、しっかりとゲームの中で勝ち切ることが大事になってくる。そういう面ではしっかりと守ることができたことはよかった。前節は相手のミスもあったし、今節自分たちのミスで点を取れなかったところがある。(ピーター)ウタカのPK失敗もあったし、ゴール前で1対1を外したところのミスもあった。そこで取り切れていればもう少し点を取れたと思います。

――後半の終盤は鹿児島の攻撃を防いだが、守備については?

勝っているチームが押し込まれることはあること。そこをしっかりと守り切れたことはいい材料だと思います。ただ、1-0で勝っている中で、ゴール前に鍵をかけるだけでなく、攻撃に行きながらゲームをコントロールすることが足りなかったので、次の試合に向けた課題になると思います。

――開幕からアウェー3連戦を2勝1分と負けなし。勝点7を挙げたことについての評価は?

最低限の仕事をしたと思います。アウェー3連戦で移動がきつい中、選手は最後まで戦ってくれたことを評価したいし、感謝しています。リーグ戦が始まるときに、アウェー3連戦で最低でも勝点6、最高で勝点9という(目標の)なかで勝点7を取れたことは、自分たちがキャンプでしっかりとやってきたことを出せたと思っています。次のホーム初戦(3月17日、vs長崎)にパワーを持って入っていけるいい要因になったと思っています。

――前半パワーを持って鹿児島が押し込んできた中で、無失点で耐えられたことの評価は?

ボールを奪いに行きながら背中を取られたことを後半に修正した。前半の途中、選手が痛んでプレーが切れた時に山本(英臣)や小椋(祥平)と、「(ボールを奪いに)行き過ぎると背中を取られる」という話はしていた。ブロックの外でやられる分はそこまで怖くない。「守備のイニシアチブを取り直そう」という話をした。後半の最後はできていたと思います。

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