山梨フットボール

「平成最後のホームゲームはチャンスを得た選手の活躍で勝利〆」【2019明治安田生命J2リーグ第10節 甲府1-0京都 レビュー】

2019年4月20日 甲府1-0京都(14:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数8,162人/天候 晴 中風/気温 22.8℃/湿度 26%)

得点者 84’曽根田穣(甲府)

△〇〇〇△△〇△●〇

「5試合ぶりの出場を決勝ゴールで飾った曽根田穣」

根田穣には失礼ながら“曽根田がいい選手”だということをすっかり忘れかけていた…。曽根田がシャドーで先発起用される、されたいのなら序盤戦の現実的なライバルは横谷繁ということになる――シーズン通せばドゥドゥもピーター・ウタカもライバル――。開幕戦(大宮、0-0△)は横谷が先発し、この試合で打撲もあって第2節(山口、5-2○)は曽根田が先発して勝利し、第3節(鹿児島、1-0○)もシャドーで先発。この試合は横谷繁と佐藤和弘がボランチで競うことになって、横谷が先発という流れだった。第4節(長崎、2-0○)、第5節(金沢1-1△)は、シャドーは横谷とドゥドゥ、ボランチは小椋祥平と佐藤和弘という先発で、曽根田はシャドーで途中出場と、先発するチャンスは奪い取れなかった。

手のローテーションと対戦相手による戦術的な選択があるので、ポジションを“取った・失った”というのが正しくないこともあるが、昔のカズ(三浦知良・横浜FC)は誰が代表監督になっても常に選ばれたように、レギュラー中のレギュラーはどんな対戦相手でも先発するものだから、一旦は失ったといっていいはず。そして、3月26日の練習中に左ハムストリングの肉離れのケガをして完全復帰までは3週間以上かかった。その間、チームは1勝2分1敗で勝点を積み重ねるペースは落ちたものの順位は上位だったし、アディショナルタイムの王様・佐藤洸一というニューヒーローの登場で曽根田の第2節の2ゴールの記憶が薄れていた…失礼ながら。

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