山梨フットボール

伊藤彰監督記者会見「ピーター・ウタカが2ゴールを挙げたことはチームとして凄く頼もしい限り」【無料記事 J2第15節 甲府2-1横浜FC コメント】

「クロスが入ってくることが分かっている中での失点は防がないといけない」(伊藤彰監督)

暑い中、8,000人を超えるファン・サポーターの皆さんに来ていただき、後押しがあって勝点3を取れたことを凄く感謝しています。

我々がやろうとしていることを前半から出せたと思っていますし、その中で先制をして追加点が取れたこと――ゲームの流れとして――よかった。最後、締めるところで押し込まれたところ、盛り返せなかったところ、反省することは多々あります。横浜FCが最後クロスでイバ選手や戸島(章)選手を狙っている中――それが分かっている中で――失点は防がないといけなかった。それは反省材料だと思っています。そこをしっかりと改善したい。2連勝という状況になっているので勝ちを続けられるように、今日みたいに最後にファイトできる戦いを次節もやりたい。

――2ゴールのピーター・ウタカ選手の評価は?

前節、前々節といい場面で点が取れていなかった。チャンスメイクやゴール前に顔を出すところはよくなってきていると思っています。あとはチームとしてやるべきことはハッキリとしている。彼にとって2ゴールを挙げたことはチームとして凄く頼もしい限り。前半でも他に決められる場面はあった。チャンスに顔を出せる状況が増えてきたことはチームにとって有益。ただ、守備のところ…周りの選手が頑張っているのでみんなで補いながら、ウタカがゴールでチームを助ける…周りもそれをサポートする。プラスとしてチームとしてやるべきことをしっかりとやる。今回の2ゴールは彼に“おめでとう”と言いたい。

――先制点の場面は、田中佑昌選手が高い位置に上がって生まれました。この点については?

横浜FCの両サイドのところ、SHが引っ張られるというところと、SHとSBの裏は突いていこうというのがあったんで、それが(横谷)繁からのパスに対して(田中)佑昌がそこを取りに行けた。プラスα、ゴール前にウタカが入れたこと。チームの狙いでやっていた。そこが出たことがよかったと思っています。

――2点を取るまではボランチの2枚に声を掛けていたが、どんな声を掛けていましたか?

前半からあったが、イバ選手へのロングボールやクサビが入る中でのセカンドボール、そこは2人が制圧しないといけない。この点は前後半を通じて指示していました。ゲームコントロールをする中で繁が一つ前に上がって、そこからラストパスやゲームコントロールをするところに小椋祥平がそこのボール奪取やバランスを取るところは密に話してやっていたが、最後の最後ロングボールのセカンドを拾えずに押し込まれて我々がゴール前に張り付いている状況で、ボランチがそこから押し出す作業、ゴール前から押し出す作業は今後課題になる。ただ、運動量は激しいボランチの2人で、最後は身体を張って止めたりするところは凄く評価しています。

――暑い中、田中佑昌選手らサイドの選手は大変だと思いますが、評価は?

先制のアシストの場面や献身的に裏を取るところや上下動をするところは素晴らしい出来だったと思います。これを続けていかないといけない。ただ、左サイドからクロスを上げられてやられたところはある。彼が直接関わっているかは別問題だが、苦しいときにどれだけボールに寄せられるか。そういうところを詰めていかないといけない。

なぁなぁになると次のゲームに響いてくると思う。2連勝したからという訳ではないが、気を引き締めて次のゲームに臨みたい。両WBはいい仕事をしてくれたと評価したい。

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