山梨フットボール

「ウタカの2ゴール貯金が効いて勝利で勉強。“課題を含めた”収穫が多い大勝利」【2019明治安田生命J2リーグ第15節 甲府2-1横浜FC レビュー】

2019年5月25日 甲府2-1横浜FC(16:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数8,045人/天候 晴 弱風/気温 30.8℃/湿度 21%)

得点者 36’ピーター・ウタカ(甲府)54’ピーター・ウタカ(甲府) 83’イバ(横浜FC)

△〇○○△△〇△●○△●●○〇

「自分たちのミスで相手を調子に乗せた終盤」

ーター・ウタカの2ゴールで連勝できたことは素晴らしいけれど、スタジアムで見た印象とDAZNで見た印象が今季の中で最も違う試合。戦前は前節・福岡戦(3-0○)の戦いができればもう少しすんなりと勝てるかと思っていたが――サッカーは人生の縮図で――進化・変化があればそこで新たな課題が出てくるモノみたい…。ウタカのゴールで勝てば大抵の問題も気にならなくなるとも思っていたけど、それも違った。サッカーチームは生き物で常に針はどちらかに多めに振れる。圧倒的な力と勢いで乗り切れない限り、試合の中で修正する力がないと連勝を長くする確率を高められない…と思い知らされた勝利。

ピーター・ウタカの2ゴールで逃げ切りに成功した横浜FC戦。貴重な2ゴールだっったが、残る課題はイージーな決定機を確実に決めること。今の甲府ならウタカやドゥドゥはハットトリックも1~2回はできるはず。

半風下だった甲府は少し慎重に試合に入ったように見えたが、最初は横浜FCのCK祭りとなり出鼻をくじかれた感じ。そのなかでイバの頭に合わされもしたが、ヒヤリとする場面はなし。CK攻勢が終わると、11分には内田健太とドゥドゥのワンツーのツーがロングになり過ぎて(健太、キック強すぎ)と思っていたら、ドゥドゥは全く諦めてなかった。ゴールラインギリギリでボールをブロックするDFの後ろに回りながら足を伸ばしてチョンとボールを止めて、DFを引き摺り倒すようにして躱すとマイボールにしてしまう。

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