「内容で勝ってセットプレーで負けて、悲観ナシも落胆アリの東京V戦」【2019明治安田生命J2リーグ第18節 甲府0-2東京V レビュー】
2019年6月15日 甲府0-2東京V(18:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数4,870人/天候 雨 弱風/気温 17.7℃/湿度 85%)
得点者 32’若狭大志(東京V) 52’梶川諒太(東京V)
△〇○○△△〇△●○△●●○〇〇△●
「チャンスを得た選手の躍動とレギュラーの疲労感」
連敗した千葉戦(1-2●)や栃木戦(0-1●)を思い出すような負け方も、曽根田穣、ドゥドゥ不在でそう思えるのはチーム力があるからだと――負けたことは悔しいし、J1昇格を楽観もしないけど――悲観する感情は湧いてこなかった。首位・山形との勝点差が6ポイントに開いたことには危機感を持たないといけないが、残り5節という状況でもないし順位は4位。決定力はまだ高めないといけないけれど、森晃太は信頼に足るプレーを見せたし、佐藤和弘も素晴らしい連携とワンタッチの技術の高さを見せた3トップは曽根田、ドゥドゥがシャドーにいたときとは違う素晴らしさを見せてくれた。これだけできる選手がチームにはまだいる。
東京Vは最初の4-1-4-1予想とは違って、直前予想通りにスタートポジションを変更して3-4-2-1のミラーゲームでぶつけてきた。結果としては3-4-2-1の相手には2分3敗となって未勝利が続くことになったが、苦手意識を持つ内容ではなかった。10分には武岡優斗→佐藤和(スルー)→ピーター・ウタカ→佐藤和→ウタカと繋いだところは美しいパスワーク。ウタカはラストパスのトラップをミスしてツータッチ目でシュートを打てなかったが、人が変わってもこういう連携を出せるのはチーム力の高さ。
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