山梨フットボール

「4試合連続でセットプレーから先制点を許し、その1点に泣いた徳島戦」【2019明治安田生命J2リーグ第20節 甲府0-1徳島 レビュー】

2019年6月29日 甲府0-1徳島(18:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数7,111人/天候 曇 弱風/気温 27.3℃/湿度 67%)

得点者 11’岩尾憲(徳島)

△〇○○△△〇△●○△●●○〇〇△●○●

「悪くない内容も決定機は足りず、ウタカが恋しくなる決定力不足」

わった瞬間に浮かんだ感情は”ブサイクな試合になってしまった“。伊藤彰監督は「いいゲームをしながらも決定機に取れていない試合はほとんど負けている」と話したが、千葉戦(1-2●)や栃木戦(0-1●)ほどの”いいゲーム“だったとは思えなかった。甲府がしっかり守備の陣形を整えていれば流れの中から点を決めることができるチームはJ2にはそう多くはないのに――セットプレーの守備を云々いう前に――自陣のペナルティエリア付近でファールを減らすことを徹底できないことにガッカリしてしまう。4試合連続で先制点をセットプレーから許すなんて自動昇格を目指すチームとして自覚がなさすぎる。

ーター・ウタカが発熱で急遽欠場となった甲府は佐藤洸一をワントップに入れるスタートだったが、佐藤洸が開始直前に腰を痛めていたことが後で分かった。ハーフタイムに戻ってくるときに金子大チーフトレーナーが佐藤洸に寄り添って話をしていたので、“前半のプレーでどこか痛めたのか?”と思っていたがまさかの前半キックオフ直前から。見た目では分からなかったけれど、ヘディングや身体を入れて競るときなどは厳しかったんだろう。ただ、その影響があったかどうかは分からない…。知らなかったままなら気が付かなかったと思う。

キックオフ前に腰を痛めた佐藤洸一。それでも90分間戦ったことは素晴らしいが、運がなかった面もある。

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