山梨フットボール

「チャンスを引き寄せたがモノにはできなかった…次に繋がった勝利」【2019天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会2回戦 甲府対岐阜 甲府2-2岐阜(4PK2)レビュー】

2019年7月3日 甲府2-2岐阜(4PK2)(19:00K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数1,988人/天候 曇のち雨 弱風/気温 26.2℃/湿度 74%)

得点者 6’太田修介(甲府)51’藤谷匠(岐阜)67’小柳達司(甲府)90’+3藤谷匠(岐阜)

△〇○○△△〇△●○△●●○〇〇△●○●

「甲府ラストゲームの覚悟で臨んだ太田修介と甲府ファーストゲームの中山陸。共に得て失ったがチャンスは繋がっている」

ーグ戦に絡めていない若手選手とケガ明け復帰組主体で臨んで先制し、追い付かれて突き放し、再び追いつかれてもPK戦で勝ち切ったことに多くの価値を見出せ、自信が生まれた天皇杯2回戦。先発の平均年齢が24.3歳と若く、夏場のリーグ戦後半に向けて競争に入ってきそうな選手が何人かいたことも収穫だった。スタンドから試合を見た横谷繁は、「次の日の練習前後のロッカールームでサッカーの話が活発になっていて、そういう話を聞きながら『いいなぁ』と思いました」と話す。

半開始直後は、岐阜がどういうスタートポジションで来ているのか、SHやボランチの左右などを近くの記者と確認しながら、ノートに書きながらピッチを見ていると右サイドからのクロスを太田修介がワンタッチで打ったのが目に入った。“えっ、もう?”と思ったらシュートはゴール左隅にスルスルと吸い込まれて行き、”ワァ、修介がプロ初ゴールを決めた“と喜びの感情よりも苦労してきた選手があっさりと決めたことに驚いてしまった。

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