山梨フットボール

伊藤彰監督記者会見「チーム全体で、一体感で取った勝利」【無料記事 天皇杯3回戦 F東京0-1甲府 コメント】

「今日の晃太は素晴らしい出来だったと思います」(伊藤彰監督)

平日のナイトゲームに5000人近いファン・サポーターの皆さんに来ていただいて、次のステージに進むことができる勝利を挙げることができて嬉しく思っています。

前半からF東京の圧力の中、しっかりと守備をしながらカウンターを狙いながら…ときにF東京が下がってくれるときは我々もボールを握りながら…とゲームを観察しながら入って行こうというところでした。ただ、我々はチャレンジャーで、受けて立つというよりも前半からしっかりとゲームを終わらせるというか、“パワーを持って入って行かないと一瞬の隙でやられる”と話して入りました。その中で、選手は前半からアグレッシブに…守備の面では危ないシーンもありましたが最後はしっかりと身体を張ったり、その前で未然に防いだり、特にサイドの守備ではWBのところで(小林)岩魚、ハシ(橋爪勇樹)のところで相手のSBを抑えに行けたところは前半からよかった。

それがあって、怖い場面に入って行かなかったというところが前半からありました。ただ、後半はそういうところでしっかり裏を取ってきた。また、前にスピードがある選手が入ってきて押し込まれるところがあったが、最後のところでは今津佑太、武岡優斗、松橋優の3バックがしっかりと跳ね返してくれた。ケガ明けの金園英学は90分やれたし、若い森晃太がゴールを取ってくれた。そういう面ではチーム全体で、一体感で取った勝利だと思います。

――決勝ゴールを決めた森晃太選手の評価は?

前半からバイタルエリアで浮いて仕掛けることが多かったと思います。凄く積極性があって、脅威になっていた。後半、そのまま得点シーンに繋がって、彼自身もF東京という相手で気合が入っていたし、今日のゲームは飛び出しもドリブルも守備もよくやってくれました。今日の晃太は素晴らしい出来だったと思います。

――3バックに(WBで起用が多い)松橋選手が入りましたが、遣り繰りは難しかったですか?

(松橋)優は左SBも左WBも右WBも右CBも守備のノウハウを持っている選手なので遣り繰りというか、与えられた場面で100%やってくれたことがよかった。途中、永井謙佑が入ってきたとき、あのスピードについて行けるのは優だと感じていました。優とマッチアップしてくれたので僕にとってはラッキーだった。それだけ優のスピード、守備の貢献度が高かった。

――スタートの荒木(翔)選手と途中出場の小柳(達司)選手はいつもと違うポジションで出ましたが、完成度は?

荒木は元々中央でやれる選手なのでリーグ戦でWB起用している方が僕にとってプラスアルファのところ。大学時代も去年もボランチでやっていたので心配はないです。ユーティリティな選手だし、WBでもよかったしボランチでもすごくアグレッシブだった。ただ、運動量では行かなくてもいいところで行ったりして、アグレッシブな故に足が攣っていた…と感じていました。それはそれで(積極性を)しっかりと評価したい。

タツ(小柳達司)は…今、新井涼平がケガで離れているのでボランチのバックアップ、守備的なボランチは誰か考えないといけない。金沢でもボランチをやっていたのでそういう意味ではタツを試してみたかった。残り20分だけどしっかりとこなしてくれました。最初はCBと景色が違って戸惑うところもあったと思うが、5分、10分で慣れてきた。これから小柳のボランチもオプションとしていいかなぁと思います。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ