山梨フットボール

「逆転の大歓喜は味わえなかったが、ウタカが決められなくても決める選手が出て来る流れは可能性がある証」【2019明治安田生命J2リーグ第32節 甲府1-1柏 レビュー】


2019年9月14日 甲府1-1柏(18:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数10,500人/天候 曇 弱風/気温 25.7℃/湿度 59%)

得点者 47’江坂任(柏) 75’金園英学(甲府)

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「ケガから復帰の新生・金園英学の諦めない気持ちを体現したゴールが可能性を繋いだ」

合終了直後は、”ヤッター“でもないし、”ガッカリ“でもないし…と、中途半端な気持ちだったけれど、家に帰ってから”よかったなぁ“という感情がじわじわと湧いてきた首位で金持ちの柏相手の引き分け。”首位で金持ち“という言い訳がなければ勝点1を受け入れることはできないけれど、オルンガやクリスティアーノという強烈なFW相手に失点1は悪くはないし、昨季の10月に大ケガをした金園英学の約13か月ぶりの復帰ゴールの嬉しさもあった。横浜FCに下手を打って負けたことは今でも勿体ないと思うけれど、チームとしてそれを帳消しにできるかどうかはこれからだし、可能性があるんだからネチネチは止めてそろそろポジティブに切り替えたい。

サッカーに関係ないけれど柏戦でインパクトがあったのは金園英学のゴール以外ではJRAのイベントに登場した”馬ロボ”。夢に出てきそうなリアリティがあった。


ルンガのベンチスタートという希望は破られ、ネルシーニョ監督は外国籍選手を規定いっぱいの4人先発させてきた。結果としては、甲府もピーター・ウタカ、ドゥドゥ、ジュニオール・バホスのドリーム3トップで失敗したように、オルンガ、クリスティアーノ、マテウス・サヴィオ、ヒシャルジソンの4枚同時起用は柏のオーガナイズを崩したと思う。個々としては怖いけれど、11人の組織として外国籍選手の個を活かす怖さはイマイチ出せなかった。

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