山梨フットボール

「一体感が先か、勝利が先か?一体感不足のチームが一体感を醸成するには勝利しかない」【2019明治安田生命J2リーグ 第37節 東京V対甲府 プレビュー】

筋肉系に不安がないわけではない曽根田穣が先発復帰。彼の負担は攻守で大きいが、曽根田とピーター・ウタカのコンビネーションは勝利の重要なカギ。早い時間に先制点を決めて流れを作りたい。

2019明治安田生命J2リーグ第37節 東京V対甲府 甲府先発予想布陣。


2019年10月19日(土曜日)東京V対甲府(15:00 KICK OFF/味の素フィールド西が丘)

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「”走るウタカ“をみんなで創り出せるか?ウタカとユタカの融合よ再び!」

近はニュースを見ると車のドライブレコーダーに映った酷い行為や台風19号の被害映像が多くて腹立たしかったり、気が滅入ったりでどんよりした気分。ラグビーは盛り上がっているけれどヴァンフォーレ甲府の勝利を望んでいる人たちには精神衛生上よくない日々続いているような気がしている…。みんなが長年努力してきた専用スタジアム建設の話も長崎幸太郎新知事に期待をしているけれど進むどころか、“本当に造る気がありますか?”と聞きたくなる鳴かず飛ばずの状況…。中部横断自動車道の山梨県の負担額を国と交渉し、県の試算で164億円だったものを1億円に減額した長崎知事の人脈・手腕に拍手をしたけれど――県民の活力になる専用スタジアムなのに――使う方はシブいのか…。甲府がリストの一番上にいたtotoの助成金30億円(大規模スポーツ施設整備助成)は夏くらいには建設表明がないとリストの最後に回される的な話もあったが、どうなったのか…。

J1昇格争いは上位同士の潰し合いがそこそこ残っているので“2位・自動昇格”を諦めるつもりはないけれど、前節引き分けたことで残り6試合・6連勝したとしても可能性は小さく、再びプレーオフが現実的な目標になった。7位に順位を下げたチーム状態は悪くはないけれど、凄くよくもないと感じている。前節、水戸が柏にアウェーで3-2で勝った試合をDAZNで見て、勝利を奪い取る一体感を――柏、しっかりしろや!と思いつつも――羨ましく思った。甲府の選手が手を抜いているようなことはないけれど、一体感は欠けている。チームを助ける守備をやり切ってくれないエース、ネガティブな声を試合中に出す選手に対して不満を持つ選手がいたり…と。どの選手も勝ちたい気持ちがあるし、昇格したい気持ちは強いけれど、上手くいかないときに湧き出て来る執念や一体感が終盤戦になっても足りない気がする。

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