「プレーオフ進出には“何が起こるか分からない”ことを信じる力が大事になるラスト3」【2019明治安田生命J2リーグ 第40節 甲府対福岡 プレビュー】
2019年11月10日(日曜日)甲府対福岡(14:00 KICK OFF/山梨中銀スタジアム)
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「鹿児島戦(1-1△)後に零れた河田晃兵の涙は一丸の象徴」
今週最もインパクトを感じたのは”残り3試合に臨む気持ちの持ち方は?“と聞いたときのピーター・ウタカのこの言葉。
「サッカーを愛しているからやっている。前回の試合は楽しんでプレーできたからプレッシャーをそんなに感じずに集中できた。サッカーはいろいろなことが起こる。何が起こるか分からないから信じることが大事。信じることができないならフットボールプレーヤーじゃない」
最終節に水戸(6位、64ポイント)対岡山(7位、64ポイント)の直接対決があるだけに、現在62ポイントの甲府は”6位と2ポイント“という見かけだけど、水戸対岡山が引き分けるなら3ポイント差になるし、どちらかが勝てば5ポイント差…。”最終節にどっちかが勝つなら厳しいなぁ”と思う心に、ウタカの言葉は力をくれるような気がした。水戸と岡山が第40節、第41節で、引き分けたり負けたりするかもしれないし、最終節水戸対岡山戦が劇的ゴールで引き分けに終わる可能性もある…。そういうこともあると思って今は気にすることなく、目の前の試合に勝つだけというポジティブを注入されたような気がした。
少し前、小椋祥平が「シーズンが開幕した時の気持ちを思い出さないといけないと思う」と話した。ちょっと遅いけれど、今はチームが再び一つになってきた。少なくともリーグ戦に絡む選手の雰囲気にネガティブなものは表には見えてこない。それを動かしたのは鹿児島戦(1-1△)のゴール裏で起こったことではないかと思うし、その象徴が河田晃兵の涙の理由だと勝手に感じている。
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