2020年05月20日 18時32分
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3グループに分けた練習なので3人のゴールキーパーはそれぞれ山岸範之GKコーチとマンツーマンのトレーニング。コロナ禍で髪を切りに行っていない河田晃兵はヘアバンドで長い髪の毛を止めて練習。
5月20日は練習再開2日目だが、ジャンプ系を含むハードなサーキットトレーニングをウェイリントン・フィジカルコーチは課した。2部形式のサーキットトレーニングで、1部はピッチの中央、2部はピッチの外側を大きく使う内容で、松田力に「しんどかった?」と聞くと「しんどいに決まってるやん」と0,3秒で答えが返ってきた。7月の第1週か第2週が予想されるリーグ戦の再開に向けて急速にフィジカル面を上げ、全体練習が解禁されたときには濃い戦術練習ができるようにしたいというコーチングスタッフの意欲が感じられた。
練習再開初日同様に9時30分、10時30分、11時30分スタートの3グループに分けて練習が行われた。グループ分けは初日と同じで基本的に変わらない。もし、感染者が出たとしても、濃厚接触者(保健所が判断する)は同グループの選手だけになるのでチーム全体の動きが止まることはない。リーグ戦が始まってから感染者が出たときにどういう判断・対応になるのかはまだ分からないが、濃厚接触の場面を少なくしてクラスターになるリスクを避けるだけでなく、リーグ戦を継続させられる対策をしておくことは重要。絶対的な対策・方法はないものの、山梨県に置いてはVF甲府が感染症対策をしっかりやりつつ社会活動を再開するモデルケースになることが重要。コンディションを上げつつ、感染症対策をやっていれば社会を動かせることを――手探りだとしても山梨県のスポーツ界のためにも――証明しないといけない。
25~26歳までの選手が溌溂かつアグレッシブな印象の甲府。そのなかで、小泉勇人は心身ともに充実している感じ。一時期は新・森晃太(現・山口)的ないじられキャラになりそうだったが、溌溂感が見ていて気持ちいい。サードGKという立ち位置ではあるが、グッと伸びる可能性もあり過密日程になることが必至の今季、チャンスを掴んだらどうなるのか興味深い。
松田力(奥)と中山陸(手前)はウマが合うようで最近は一緒に走ったり、筋トレをしたりと仲良し。C大阪には双子の兄・松田陸がいるので「陸という名前が気に入った?」と聞くと、「かわいい後輩」と中山陸を評した。トレーニング方法などを伝えているようで、中山にとって松田から学ぶことは多そう。上の写真は2人の筋トレで、シンクロしているところが美しい。
ハードなサーキットトレーニング後にクールダウンのジョギングをするボランチ2人(左・武田将平、右・野澤英之)。明日はもっとハードなメニューが待っているが、明日も笑顔で終わりたい。
少し前までは「髪を切りに行くのは美容院の人に申し訳ない」と独自のコロナ対策で髪を切らなかった中塩大貴だが、遂に髪を切ってキュート感復活。
選手いわく、「やってみると見てイメージしたよりしんどいサーキットトレーニング」。中村亮太朗(左)と小林岩魚(右)がやっているこのメニューも地味に疲労しそう。
ジャンプヘッドを行う場目も多く、ハードなサーキットトレーニングになった。上から、山田陸、宮崎純真、荒木翔。
大卒1~3年目の3人(左から小林岩魚、今津佑太、中塩大貴)はリーグ戦再開後は経験を積むチャンスを多く掴めそうで、成長しながらチームを引っ張るエンジンになってくれそう。