無料記事 金園英学「シュートのときは残像」【J2第13節 甲府3-2愛媛 コメント】
#17 FW 金園英学「僕は常に指導者目線で考えてますからね(笑)」
――“リードされているときに途中投入されると点が取れる”と話していましたが、当に愛媛戦の同点ゴールは金園選手のストライカー魂が最も発揮される条件でした。
そうすっね。流れ的に。
――狭い狭いニアに決めましたね。
全部感覚です。(腿でトラップしてターンするときに)ドゥドゥが横切ってくれたんで相手のDFは選択肢が2つになった。どっちにしろ自分でシュートを打つつもりだったけど、相手の選択肢を増やさせたこともよかった。
――GKは見えていたんですか?
シュートのときは残像。
――よくあの狭いところを抜きましたね。
あの状況でファーにシュートを打つ自信はないんですよ。ニアの方が近いし。ファーに打つ方が難しいですよ。
――膝下の振りが速いからGKのタイミングを外して決まるんですかね?
そうなんですかね。運がよかったんですよ。逆に、あそこは狙えないですよ。
――ゲーム中の興奮状態だから打てるニア抜きのシュートなんですかね?
試合に入ると興奮しているんでね。ペナルティエリアの中では興奮しっぱなしですよ。
――あの同点ゴールは金園選手にとって今季の初ゴールでした。まず1点決めたという安心感もありますか?
1点取れたらね。ゼロから1に持って行くのはなかなか苦しいところがあるけど、そこからはポンポンと行けそうな気もするんで…。
――今季は故障に悩まされてきましたが、コンディションはイケる感じになってきましたか?
15分しかプレーしてないのに(翌日の練習で)リカバリーしている俺なんですけど、徐々に上がっている…無理せずに…。一週間の試合間隔ならガンガン行くんですけど、今季は試合直前にリタイアして…前科持ちなんでね…。そこはしっかりとリスク管理しながらね。
――やはり慎重になりますか?
連戦で1回(ケガで)休んだら5~6試合飛ばしますからね。リスク回避をしながら、試合メインで…練習で見せられていないんで申し訳なさはあります。だからこそ試合でやらなね。使命感はあります。監督の(選択肢の)テーブルに乗ってないと使い難い選手になってしまう。僕は常に指導者目線で考えてますからね(笑)