「勝たなければ次の次のアウエー北九州戦(第17節)に繋げられない栃木戦。ハードなプレスと豊富な運動量の栃木を新生奇数試合グループで上回れるか」【2020明治安田生命J2リーグ第15節 甲府対栃木プレビュー】
2020年8月30日(日曜日)山形対甲府(18:00 KICK OFF/ND山梨中銀スタジアム)
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5連戦第2ラウンドはH栃木(11位)、H群馬(21位)、A北九州(2位)、H長崎(1位)、A岡山(16位)と第14節終了時点での昇格圏の2クラブと中位から下位の3クラブと対戦する。伊藤彰監督は「ホームで2連勝して北九州戦に臨みたい」という話をしていて、3試合目の北九州戦、4試合目の長崎戦は2度目の5連戦の大きなポイント。ここで勝てばそれぞれ勝ち点6の価値があるし、負ければ上位2チームが――まだまだ先が見えないとはいえ――独走状態になってしまう可能性もある。
しかし、ジュニオール・バホスとドゥドゥをケガで欠く状況では目の前の試合に勝つことでしか次の算段ができない。太田修介と金園英学の出場時間が伸びるのでゴールが増えることを期待するが、5得点のドゥドゥ、4得点のバホスを欠いた状況では決定力が低下したと言わざるを得ない。また、5試合目の岡山戦にレンタルの武田将平が出場できないので3試合出場する奇数試合グループと2試合出場する偶数試合グループの大枠の算段はつけないといけないし、群馬戦、北九州戦は中2日で迎えるだけにひとつ前の試合と同じ選手が先発することは難しい。それだけ出場のチャンスが広がるので嬉しい驚きには期待したい。
とはいえ、DFラインは枚数が少なく厳しい。中2日で無理をさせることもあるかもしれないが、次の群馬戦は入間川景太の先発があるかもしれず、「ちょっとチャレンジしてみようかと思う」と伊藤監督が話したチャレンジが気になる。今節におけるチャレンジは、偶数試合グループのボランチ・コンビの山田陸と中村亮太朗を奇数試合グループで先発起用することと、小林岩魚の右WB先発ではないかと思う。ボランチについては武田が奇数試合最後(5連戦の5試合目)の岡山戦に出場できないことも理由に挙げられるが、しっくり来ているコンビを解消してまでのチャレンジではない。
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