山梨フットボール

「盛り上げキャプテンの金園英学、アキラ・ヴァンフォーレで初先発。北九州戦でみせた選手全員の一体感で首位・長崎に挑む」【2020明治安田生命J2リーグ第18節 甲府対長崎 プレビュー】

2020明治安田生命J2リーグ第18節 甲府対長崎 甲府先発予想布陣。

2020年9月9日(水曜日) 甲府対長崎 (19:00 KICK OFF/山梨中銀スタジアム)

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季の天皇杯・準々決勝(1-2●)の続きのような気もする長崎戦。10月23日大雨の中、ベスト4入りに希望を持って戦ったメンバーは若手やリーグ戦にあまり絡めていないメンバーが中心で、荒木翔や中山陸は先発して悔しい思いをしている。前節、北九州戦(3-0○)の勝利をDAZNで観ながら次の長崎戦は「俺たちの出番だ」と思っていたはずだが、今節、首位・長崎戦のターンオーバーは経験値が高い選手が少し多めで挑む。

だ、ネガティブなターンオーバーではない。連戦の中でターンオーバーをしながらもチームはチームという意識を持っている。荒木は「連戦なのでしょうがないと思います。水曜日のリーグ戦に出ていたメンバーは『次の水曜日は俺たちが長崎を叩くぞ』と思っていたけど、スタメンを見ても(水曜日と)変わっているのは左サイドの2人くらい。そこは相手との力関係などの総合的な判断なので…。次の試合はすぐ来るので、岡山戦はスタートで行くつもりで準備しないといけない。メンタルをブレさせないようにしたい。どんな状況でも100%を出せるように準備したい。こういう考え方の必要性は去年から感じていることです」と話した。

季の天皇杯の敵を討つために今節を戦うわけではないが、J1昇格のために首位・長崎に勝つことが結果として昨年彼らが感じた悔しさをチームとして晴らすことになれば素晴らしい。そして、山本英臣のJリーグ通算500試合出場という大記録も結果として勝利で祝いたい。試合前のミーティングでこの話が出るかどうか分からないが、選手たちの心の中には「勝ってオミさんを祝いたい」という気持ちはあるはずで、そういう想いがプラスαのパワーになれば素晴らしい。

崎は新潟(2-2△)、金沢(1-1△)、甲府とアウエー3連戦の最後となる今節。新潟戦から長崎に戻ることなく移動しながらトレーニング・調整をおこなっていて甲府戦の前は山梨県内で調整していた。ホテル暮らしで選手が一緒に食事をするなど一体感を醸成できるプラス面と自宅に戻ることができないストレスや疲労の両方があるはず。そのなかで2試合連続の引き分けは首位チームとしては満足がいかないのは当然も、負けていないことで最悪ではない。ただ、2試合とも追い付かれて引き分けている点は引っ掛かるところだし、甲府としては突きたい。

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