山梨フットボール

太田修介「逃れたくない。責任はしっかり感じてその中でプレーして、成功したら一気に成長できると思うし…もうひと段階選手として大きくなれるかどうかの分岐点」【J2第25節 甲府0-2福岡 コメント】

福岡戦翌日、メンバー外だった選手が北九州戦に向けて行うトレーニングを見ながらもずっと自分と向き合って何かを考えている様子の太田修介。

#18 FW 太田修介「悔しさはずっと残っている…」

――試合後のZOOM会見で「僕が決めていたら1-0でゲームが進んでいた。そういう勝負の分かれ目を逃してしまったことが大きい」と話しました。甲府にはブラジル選手を含めて多くのFWがいますが、いま最も頼りになるFWは太田選手です。その重みはストレスになるくらい真正面から受け止めていますか?

ストレスになるというか、結果に一番繋がるポジションだし、あのワンプレーは本当に勝敗に関わるプレーだから…

――後半頭のところですね?

そう、「1本外したくらいでしょ?」とは考えられない。重くというか、しっかり受け止めながら責任を持ってやらないといけないし、チームとして色々なことを積み上げている中で、試合内容も徐々に成長していく中で、勝ちがないとそれが正解にならないから。正解にするのはあのひと振りを決める…あれが決まっていれば全部が正解になったと思うし、そこを本当にあのポジションでプロとしてやっているなら自分が責任を持ってやらないといけないし、そこは責任から逃れたくない。

――今年、点を取るようになって・・・というと失礼な言い方かもしれないですが、外国人FWにゴールを決めるというところで頼ってきたチームですが、太田選手には“日本人選手も決められるというところを見せたい”という思いがあって、チームを勝たせる責任を背負うことの重みを感じ、プレッシャーになっていますか?

プレッシャーになっているということは全くないと言い切れます。そこを感じながらプレーするのと全く感じないでプレーするのでは自分自身の成長の度合いも変わってくると思うし、責任を持ってプレーする中で結果を残す方が成長すると思うし、逃れたくないから。ここ数試合で勝ててないのは俺が大きく関わっているから…。そこはネガティブになったらダメだけど、責任はしっかり感じてその中でプレーして、成功したら一気に成長できると思うし…もうひと段階選手として大きくなれるかどうかの分岐点。今まで分岐点はいっぱいあったけど逃れながらやってきたことはないし、向き合いながらやってきたつもりだし、そこのスタンスは変えないで…いろいろな選手から「ネガティブになり過ぎるな」と言われるけど、ただ、そこから逃れないで向き合って成長したい。

――北九州戦(3-0○)で2ゴールを挙げたときと決定機の感覚が違うということはありますか?

”決まる時は決まるし、決まらない時は決まらない“とよく言うけれど…難しいけど、簡単に言葉にできるならもっと点を取れるだろうし、そうじゃないから難しくて…ただ、何か原因があるだろうし、入る時は何か要因があるし、それを見つけながらやって行くのは…誰も正解を知らないからそこは自分の中で見つけながらやっていかないといけない。

――結果が正解になるというか、勝てば、決まればみんなが後から理由づけをいくらでもやってくれますからね。

シンプルに思うのは、1本打って入らなければ数を増やさないといけないし、昨日も決定的なシーンはあの1本くらいだったし、もっと作らないといけない。分母を増やせば成功の数は増えるだろうし…入らない時は数を増やさないといけないと思う。

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