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山梨フットボール

「7試合勝利無しのトンネルを出たことが全て。次の心配ができることが勝利」【2020明治安田生命J2リーグ第26節 甲府3-2北九州 レビュー】

 

敵も味方も予想できないボールを0,1秒の判断でヘディングシュートで決めた武田将平。歓喜の3点目をよく決めてくれた。

2020年10月14日 甲府3-2北九州(19:03K.O/山梨中銀スタジアム/入場者数 2,390人(新型コロナウィルス感染予防対策のため、入場可能数の50%以下の制限付き)/天候 晴 弱風/気温 21.1℃/湿度 64%)

得点者 26′ 宮崎純真(甲府) 32’高橋大悟(北九州) 36’太田修介(甲府) 52’ディサロ燦シルヴァーノ(北九州) 88’武田将平(甲府)

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ッキーなアシストからの3点目だったけれど慎み深く喜ぶ必要はない…と後で思った。ジュニオール・バホスのシュートが打ち切れずに流れて意表を突くアシストになったけれど、ゴール前のディフレクションがいいところにこぼれるのと同じ。ただ、かなりダイナミックなキックミスだったからラッキー感が強いけれどゴールはゴールだし、”まさかバホスをメンバーに入れているなんて”とメンバー表を見て思ったけれど、入れた伊藤彰監督の判断、起用した決断が勝ち点3を呼び込んだ。もちろん、来るはずのないボールに対して0,1秒で反応してヘディングシュートを決めた武田将平は物凄く素晴らしい。

前のチームの雰囲気ではディサロ・燦シルヴァーノに対する警戒感が足りないように感じていたが、パンチ力がある選手だったし、福岡同様にムチムチした筋肉質の選手が多かった北九州。立ち上がりの北九州の前プレ(前からのプレス)は、足元の技術があるGK河田晃兵が先発で甲府は苦にしていなかった。前半10分くらいまでは緊張感や警戒心がゲームを動かす足かせになっていたけれど、10分過ぎると温まってきて秩序のある攻防となった。

府はラファエルにボールが収まらず、サポートも少なかったが20分前後にお互いにチャンスができ始め、26分に甲府の必殺のサイド・左から泉澤仁がラファエルとのワンツーから挙げたクロスに宮崎純真が頭で合わせて先制する。宮崎のゴールを望んでいたけれど、決まると嬉しさと同じくらいの驚きも感じてしまった。このゴールは左サイドからのクロスが起点だけど、その前にボールがあったのは右サイド。ラファエルが囲まれて孤立しそうになっていたところに太田修介が寄って行ったことで1枚が太田に攣られてラファエルがボールを失わずに済んでいて、太田の献身性がゴールの小さな種を芽生えさせた。

前期の北九州戦(第17節)以来のゴールを決めてアドレナリンが出まくりの太田修介。素晴らしいゴールを素晴らしいタイミングで決めてチームを助けた。

分がよくなったところで32分に波状攻撃を左サイドに受け、高橋大悟が右足で打ったシュートの跳ね返りを今度は左足で打たれて同点。パワフルに押し込まれたので”やられた感”をしっかりと感じる失点で、なんとなくイヤ~な予感がし始めた。しかし、36分に泉澤がドリブルで斜めに仕掛け、ボールを奪われることなくDFを引き付け、右サイドでスペースにボールを出るのを待っていた太田に優しいパスを流すと太田が落ち着いて応えて2-1と再びリードして前半を終えることができた。伊藤監督は前線にボールを持ってパワーを出せる選手が必要だと考えたんだと思うが、後半は頭から――遠めに見ると藤田健ぽく見えなくもない――茶髪のドゥドゥを投入する。

かし、後半立ち上がりは北九州にパワー負けしていた。北九州の選手も間にポジションを取って繋いでくるから甲府は前プレが狙ったほどはハマらず、DFラインも縦パスにガツガツ行くことができずに押し込まれた。後半が始まって7分の52分に左サイドから押し込まれ、PKを警戒する今津佑太もハードには行き切れずに右SBの藤原奏哉にゴールラインぎりぎりからクロスを上げられてしまう。中ではニアのストーンとゾーンからのマンツーマンへの隙間を突かれてディサロにヘディングシュートを打たれて再び同点の2-2。守備のコンセプト的には間違っていなかったが、今津がサイドに引っ張り出された状況で新井涼平がニアのストーンに立ったときはファーサイドは捨てるしかなかったが、捨てきれなかったことで中が空いてしまった。一連の流れはパワー負けしている印象が強かった。その後は北九州が強気で甲府がGK河田から繋ぐことを絶対にさせない勢いで前からプレスを掛ける布陣を取り、河田が蹴る判断をすることが増えた。河田は「ビビらないでポジションを取ればもっと繋げた」と思っていたそうだがチームとして熟成の余地が残った。

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