山梨フットボール

「ケガ人続出でも高さと裏で勝負して変わりなく戦う」【2020明治安田生命J2リーグ第36節 京都対甲府 プレビュー】

2020明治安田生命J2リーグ第36節 京都対甲府 甲府先発予想布陣。

2020年11月25日(水曜日) 京都対甲府 (19:00 KICK OFF/サンガスタジアムby KYOCERA)

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5位以上が躓くことを期待しつつ目の前の試合に勝つしかない暫定6位――1試合少ないので気分は4位――の甲府。前節、試合中に負傷交代したドゥドゥ、シュートモーションに入ったときに――明らかなファールの――後ろから足を蹴られて負傷した泉澤仁が不在で済むかなぁと思っていたら、練習取材に行くと試合中にガシガシ蹴られてもファールを取ってもらえなかった野澤英之、疲労の蓄積がコンディションに影響している新井涼平、筋肉系のトラブルの太田修介以外に、山田陸も離脱と急にケガ人が増えた。中村亮太朗、宮崎純真は復帰、藤田優人は部分合流中と戻ってくる選手もいるがコロナ禍の連戦に慣れてきた選手に疲労が見られるようになってきた。

型コロナの感染拡大で社会的な不安も再拡大してスポーツの存在感が薄れて来そうだけど、小さな可能性でも信じて努力・工夫し、全力で戦うヴァンフォーレ甲府の背中は社会が苦しい時だからこそ活力を感じてもらえると思う。コロナ禍で多くの人・企業が未だ大変な状況に置かれているが、鶴田好樹主務はアウエーに行くときに荷物トラックでETCの深夜割引が適応される時間に高速に乗って片道9時間もかけて愛媛に行ったり、チームも帰りをバスにして宿泊費と交通費を節約したり、GoToで行くアウェーではポイントで現場が必要とする備品を買ったりとクラブも節約しながら――給与面の我慢だけでなく――置かれた状況でギリギリの努力をして規模が甲府よりも大きなクラブ相手に昇格争い中。

京都戦の前日練習はバス移動の都合があって開始は8時15分。韮崎中央Gは冬の寒さだったが、山岸範之GKコーチ(左)はハーフパンツ。右はJ2水戸でプレー(GK)していた現・広報がGKの練習をサポートしている。甲府の広報はこういう仕事もやる。

紅白戦形式の戦術確認ではフィールドプレーヤーの数が足りず、現役時代はDFだった渋谷洋樹ヘッドコーチ(左)が仮想京都のボランチでプレー。最初は気がつかなくて、”オッサンぽい選手がいるなぁ”と思って見ていたら、本当にオジサンだったがプレーしながらコーチングして効率は良さそうだった。ただ、風邪をひかないか心配…。

京都戦前日練習の紅白戦形式の戦術確認では仮想京都の選手が足りず、矢崎和樹副務が仮想曽根田穣役でシャドーでプレー。甲府商業サッカー部でエースだったかどうかは知らないけれど、結構”キープ力ありますよ”感は出していた。GKの練習パートナーでキッカー役も務めるのでやっぱり結構上手い。マスクで動けるんだから持久力もありそう。

寒い韮崎。日向ではネコが練習を見ている感じで日向ぼっこ。

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