山梨フットボール

「”元”森軍団、アウエー山口戦を前に総帥・森晃太を語る」【練習場から】

2019年の天皇杯3回戦・FC東京戦の先発メンバー。この試合で森軍団の総帥・森晃太(前列右端)が決勝ゴールを挙げた。

名古屋U-18から甲府でプロになり4年間プレーし、今季山口に移籍した森晃太。外国人選手をFWの軸に据えるチーム方針のなか、高卒FWとしてベテラン・中堅の日本人FWとの2つの壁に苦労してきたが、昨季は天皇杯3回戦のFC東京戦で決勝ゴールを決めてチームをベスト8に押し上げた。今季、山口で才能を開花…とは”まだ”なってないようだけれど途中出場を中心に29試合に出場しており、第38節も出場する可能性は小さくない。

甲府時代は森加入後の新卒は大卒が続いて年下の選手がおらず先輩風を吹かすことができなかったが、昨季高卒ルーキーで中山陸(東海大相模高)と宮崎純真(山梨学院高)が加入すると”自称”森軍団を”勝手に”結成。甲府の新卒選手は練習後に副務の手伝いをするという――厳格ではないけれど――不文律的なものがあって森が中山と宮崎に役割を教えるだけでなく、一緒にやっていたのが印象的だった。2018年に甲府U-18から加入した入間川景太も――本人は否定するが――森軍団で、森に面倒を見て貰った選手。入間川が車の免許を取るまでの約半年間は森が練習の送迎をしていて、「韮崎とか遠い練習場もあるからタクシー代に換算したら200万円くらいになっているかもしれないですね」という。

入間川景太(中央)はプロ1年目の夏に車の免許を取るまで森晃太に送迎をやってもらった。

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