山梨フットボール

無料記事 フォトレポート「三平和司が小林岩魚に仕込んだのは…伝統になる――かもしれない――オフに驚き、喜ぶパフォーマンス」【練習場から】

1月19日の午前練習を閉める円陣で「はい、お疲れさん。今日の午後はオフ」と伊藤彰監督が言った瞬間、「えー、オフ?」と大声を出して後ろに倒れ込んだ小林岩魚。

そして、何食わぬ顔というか、ややスベり気味だったことを感じていたのかどうか分からないが、自分がやったことを受け止められず無かったことにするような感じで起き上がった小林岩魚。表情が微妙で、もの凄くいい味が出ている。そして、誰も突っ込まないのが意地悪(笑)。

”午後オフ”を伝えた伊藤彰監督は小林岩魚の”オフに驚き、喜ぶパフォーマンス”にやや苦笑い。

この”オフを喜ぶパフォーマンス”を仕込んだのはこの漢・三平和司。1月16日に静岡キャンプ最初の”午後オフ”があったが、その時は三平自身が「今日の午後はオフ」という伊藤彰監督の言葉の後、「オフ~」と大声を出して倒れ込んだ。キャンプ中は毎日2部練習なので疲労が蓄積するのは当然で、コーチングスタッフが適度にオフを入れて選手の疲労を軽減させるのも当然。選手も”そろそろオフが欲しいなぁ”などと考えるし、事前に知っていることもある。今回は後者の事前に知っているケースで、「俺、小林岩魚みたいな選手が好きなんですよ。絶対にああいうことはやらないタイプだけど、そういう選手がやるから面白い」ということで2度目の午後オフでは三平が小林に仕込んでやらせてみた。大成功かどうかは分からないけれど、真面目な小林が大声を出してパフォーマンスをやり切ったことで一皮むけた…かもしれない。そして、三平が次に誰を仕込むのかも楽しみ。

 

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