山梨フットボール

無料記事 金井貢史・今日の名言「岡崎慎司の本を読め。一生ダイビングヘッドだろ!」【練習場から】

全体練習後の自主トレで金井貢史のクロスをジャンプして打った中山陸に対して金井が言った一言が「岡崎慎司の本を読め。一生ダイビングヘッドだろ!」

全体練習後の自主トレで金井貢史が上げたクロスを中山陸がジャンプしてシュートした時に出た言葉。お腹あたりの高さのボールで中山はジャンプして足で合わせようとしたが決められず。金井はすぐに「岡崎慎司(日本代表・SDウエスカ)の本を読め。一生ダイビングヘッドだろ!」とツッコんだ。つまり、ダイビングヘッドで泥臭く打った方が決まる確率が高いということを、面白さを加えた表現で中山に伝えた。上手い中山陸に泥臭さが加われば、上手さが巧さにも変わるはずで、巧い表現だなぁと感じた。ちなみに「一生ダイビングヘッド」というタイトルの本は出ていない。岡崎の座右の銘。

2007年U-16日本代表としてシンガポールでアジア最終予選を戦った金井貢史(左から2人目)。写真は翌年のU-17ワールドカップ(韓国)の出場権となるベスト4入りを賭けたイラン戦。事実上の決勝戦とも言われた試合で、日本はバクバクのPK戦(8対7)の末にイランに勝ってベスト4に入り、U-17ワールドカップの出場権を獲得した。写真はサドンデスのPK戦を見守るU-16日本代表選手。8番は柿谷曜一朗(名古屋)、11番は水沼宏太(横浜FM)、10番は山田直輝(湘南)、6番は岡本知剛(熊本)、19番は田中裕人(愛媛)。

そして、14年後の金井貢史。2007年当時は横浜FMのU-18(ユース)所属だったが、横浜FMのトップチームに昇格後、6回目の移籍で甲府と出会うことになった。「自分の今後を左右する1年になることは間違いない。その覚悟できている。必要とされるように――若手なら”いいときはいい”でいいと思うが――1年を通じていい状態を保って”違うな”と思われるようにしたい」と話す。6歳、4歳、2歳と3人の男の子に恵まれた金井家。山梨での物件探しでは子供の通学を最優先に考えたそうだ。6歳の長男は山梨で小学校1年生となるので「子供のためにも長く甲府にいられるようにしたい。山梨の学校に長く通わせたいから僕が落ち着いて、チームで長く必要とされる選手にならないといけない」と話してくれた。こういう選手は大事にしたいし、「代表時代の同期が現役で頑張っているのでJ1でまた対戦したい」という金井の夢でもあり、甲府の夢でもあるJ1昇格を果たしたい。

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