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山梨フットボール

「7試合のTMを終え、リーグ戦まで1週間を切ったチームの現状と序盤戦の展望」【練習場から】

結果と内容がともなうスタートダッシュは難しそうだが、チーム力とポテンシャルには疑いなし。直近のTMの不安を払拭する割り切りで勢いを出し、自信を取り戻す開幕戦にしたい

2021シーズンの開幕前の準備期間に行われたTMは7試合。キャンプ序盤のTMはチームの始動が他よりも早かったこともありJ2、J3相手の試合を含めて複数得点でいいスタートを切ったが、中盤から20日の完全非公開のTMの内容と結果は修正課題が多く出た。20日のTMを含めて失点が多いTMが2試合あったことは不安点も確実にポジティブな面はチームとしての総合力を出せたこと。大抵のTMは40分前後×3~4本で行われたが、4本の場合は1試合目(1~2本目)で引き分けたり負けたりしても2試合目(3~4本目)はJ1相手に勝つか引き分けていて、チームとしての総合力があることは示すことができている。

昨季みたいな週に2試合のターンオバーになってもやれるだけの戦力・選手層があり、若手やJ2の経験が少ない中堅選手が1試合目でプレーした選手と競争してチーム全体のレベルアップが図れるとポジティブに捉えることができる。リーグ戦は1試合目のメンバーで勝たないといけないが、20日のTMを除けば1試合目がAチーム、2試合目がBチームという構成ではなく、完全均等ではないがいろいろな組み合わせを試してきた。それ故の2試合目の好成績だった。この点は言い訳と長いシーズンの希望が背中合わせ。どっちの面を表にできるかは気持ちの持ち様だし、周囲が一喜一憂しないでポジティブ視点で見守ることも必要だと思う。それだけの下準備はやってきた。

VF甲府の監督として3年目を迎える伊藤彰監督。キャンプ序盤は順調だったが、終盤はJ1相手に課題が多く出る試合内容だった。コンディションが少し足りない主力候補やケガ人が出た中で、どういうメンバー構成で開幕戦を迎えるのか判断と決断が注目点。積み上げてきたチーム力があるだけに、やや割り切った戦いをしてでも開幕戦に勝ってチームに自信をもたらせて流れを作りたい。

20日のTMは現時点でのAチームで1試合目(1~2本目)を戦ったと推測できるので、失点の多い負けはショックではある。オフ明けの23日の練習では「(TMで負けたことで)自信の無さが漂っているところは少しあると思う」と話した選手もいるが、三平和司や金井貢史がウォーミングアップから明るい声を出していた姿や、山本英臣がミニゲームで積極的にコーチングをする姿にチームがTMのショックから立ち直ろうとする姿を見たし、24日の練習では切り替えてアグレッシブに挑む姿を見せていた。

J1クラブとのTMでは個の質や強さやスピードの差を見せつけられた面があるが、それがJ2リーグでのちょっとした余裕になるのかどうかは――そう期待するが――相手次第だしやってみないと分からない。金井貢史は「トレーニングマッチでも勝ち切らないと意味がない。”負けても健闘した”では絶対ダメ。倒していかないとJ1に昇格しても勝ち続けられない。キャンプで”いいゲームをした”というのはあると思うが、勝ちにこだわらないとJ2の厳しい戦いを勝ち切れないと思う」と話す。伊藤彰監督も総括として「キャンプでJ1の速いプレッシャーの中でやれたことはよかった」と言いつつも「剥がせる能力、闘える能力をつけていかないといけない。J2相手にできてもJ1相手にできない。それだと彼らが目指すところに到達できない。その意味ではちょっと足りなかった」と個人として、チームとして目指す場所がどこなのかを強く意識することを求めた。

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