0‐7の処方箋(J論)

山梨フットボール

「フットボールの勝負できるか大宮戦。複雑な因縁や思いが絡み合い、見所が多い第2節」【2021明治安田生命J2リーグ第2節 大宮対甲府 プレビュー】

2021明治安田生命J2リーグ第2節 大宮対甲府 甲府先発予想布陣。

2020年3月6日(土曜日)大宮対甲府(14:00 KICK OFF/NACK5スタジアム大宮)

季あたりに感じたJ2リーグの特徴の一つがフェアプレーを最大限拡大解釈したダーティ過ぎる当たりの強さ。――甲府の選手も個々に差があるのでいつもクリーンにフットボールをやれているわけではないけれど――パスコースを消す・ボールを奪うという守備の技術・個人戦術ではなく、まず相手に身体をぶつけてルーズボールにして何もさせないというやり方でもファールをほとんどとられないケースが少なくなかった。それを凌駕するキープ技術の発揮やポゼッションができなかったことも悔しかった。

節はこの悩みを抜きにフットボールで勝負ができるんじゃないかと期待する。昨季の後期の大宮戦(2-1○)は相手を挑発してして報復させてレッドカードで退場させると――意図はしていないが結果として――いうことになってしまい、大宮のファン・サポーターは腹立たしく思ったと思う。その思いは第10節の町田戦に持って行ってもらうとして、結構フェアに技術や戦術で勝負するフットボールで競い合えそうな気がする。ただ、フェアプレーを拡大解釈する相手にも勝たないと昇格はできないので、自己満足の孤高のフットボールを志向しても負け惜しみが増えてしまう。目指すは川崎Fのような質の高さ。

ベンチメンバーを含めてアグレッシブに競い合った今週。千葉戦で一定以上の内容を見せたことに”ホッ”としている選手おらず、みんな出場のチャンスを得るために戦った。

季から大宮の指揮を執る岩瀬健監督と伊藤彰監督は大宮で現役時代からのサッカー仲間で、佐久間悟GMがJFL・大宮アルディージャ時代に埼玉県のライバル関係を乗り越えて浦和から”岩瀬選手”を獲得した歴史がある。佐久間GMも伊藤監督もよく知る岩瀬監督は、甲府の元監督の吉田達磨・現シンガポール代表監督も柏のアカデミー時代に共に仕事をしていて、同質のフットボールを志向する仲間――佐久間GMと伊藤監督のソレは同じではないけれど…――。しかし、今節に向けた岩瀬監督のコメントを読むと「甲府がそのままやってくるのか、やり方を変えてくるのか、両方の準備をしないといけない」という趣旨で、甲府が嫌がることを突いてくる雰囲気は濃く、気になる点。

藤監督も「(岩瀬監督は選手の)背の高さなどよりもテクニックやクオリティで勝負する監督だと思う。それは開幕戦で起用した選手を見ると感じる」と話しつつも、「(開幕の)水戸戦では裏にフィードしていた。それが対水戸戦の戦術なのか、甲府に対してもやってくるのか、(繋いでくるケースと)両方の準備をしないといけない」と話しており、お互いに相手が”やり方を変えてくるかも”という裏読みを持ちつつのキックオフになりそう。

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