「愛媛戦の修正を活かし、甲府の土俵での戦いに持ち込みたい町田戦」【2021明治安田生命J2リーグ第5節 甲府対町田 プレビュー】
2020年3月27日(土曜日)甲府対町田(14:00 KICK OFF/JITリサイクルインク スタジアム)
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前節の愛媛戦(1-0○)の総括として並びややり方を変えてまで対策をした第3節の「栃木戦(2-1○)のイメージから戻す作業をする中でボールを持とうとする愛媛(4-4-2、4-2-3-1)とミスマッチが出た。本来あるべきところが後半に戻った。でも、もっとクオリティは高くできる」と話した伊藤彰監督。
愛媛戦に途中出場し、今節先発の三平和司は「まだ負ける感覚はないけれど、(愛媛戦の試合前の紅白戦形式の戦術確認で)サブ組でプレーした時に(甲府の)ボランチとCBの間が空くなぁと思っていて、苦労するかもしれないと思っていた」と話した。
見た目の修正としては4-4-2で相手のツートップが縦関係になる4-2-3-1になったときに、ワントップのFWに最終ラインを合わせるともう1枚の低い位置にいるFW(トップ下的な位置)が浮いてしまい、そこにボールが入って前を向かれたときにマークが難しくなるという現象があった。この点は最終ラインをワントップではなくトップ下(低い位置のFW)の選手に合わせることができるかどうか。そして、DFラインとしては前からのプレスが掛かっていなければラインを上げる怖さがあって合わせられないので、前線からのプレスも同時に掛けることができるかどうかになる。
伊藤監督はワントップを三平か有田光希かで考え、三平に決断した要素の一つに三平の前線からの守備があると思われる。三平から守備をハメていき、野津田岳人、泉澤仁と守備を連動させてボランチ、WBが更に連動して奪い所を作れるか。攻撃では町田の速いプレスに対して、「ボランチからサイドへのボールはゆっくりやっていたら入らない。そのためのファーストタッチのコントロール。そのクオリティが大事」と今週の練習では速くて質の高い展開をイメージすることを伊藤監督は求めた。また、「ラインブレイクしたら7秒以内にシュートまで行こう」とゲーム形式のメニューでスピードも求めており、チャンスに全体の押し上げができるかどうかもポイント。
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