山梨フットボール

「4分に退場者を出しながら健闘…も。奮闘し、粘りは見せたが数的不利を払拭する一体感は出し切れず、”も”入りの健闘で4敗目」【2021明治安田生命J2リーグ第18節 磐田1-0甲府 レビュー】


2021年6月13日 磐田1-0甲府(15:03K.O/ヤマハスタジアム/入場者数 5,804人(新型コロナウィルス感染予防対策のため、制限付き。入場者上限5000人以下、または、収容率50%以下での試合開催)/天候 曇 無風/気温 25.3℃/湿度 46%)

得点者 15’大津祐樹(磐田)
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日のゲームとしては選手が最後まで粘り強く戦って”勝ち点3を取れたことのみ”です」と試合後のZOOM会見で磐田の鈴木政一監督が話した。伊藤彰監督は試合翌日の練習で「負けは負けだから」と言いつつも「選手は後半のプラン変更を遂行してくれて、相手よりも多いシュートを打ってチャンスを作ってくれた。結果は結果として受け止めるけれど、内容的には選手は一つ大きくなってくれたと思います」と話した。そして、更に「(負けたので)こういうことを言える立場ではないけれど、みんなヘッドダウンして疲れて何もできずに負けたわけではない。色々な剣を見つけて、振りかざして仕留められなかったゲーム」と総括した。

の高さ、アスリート性の高さがある磐田相手にどんな試合になるのか楽しみでもあったが、4分にメンデスが退場になり全てが吹っ飛んだ。磐田が自陣から少しアバウトにワントップのルキアンに入れてきたロングボール。何でもないボールで、後ろ向きに走らされてはいたけれど新井涼平がGKに返すことで問題ない筈のボールだった。

この先発メンバーで戦えたのは4分間だけ。DFラインにとっては痛いミスとなった。

GKに返すつもりでいました。あの時間帯(試合開始直後)で、去年の磐田戦に(疲労の蓄積などで離脱していて)出てなくてルキアンのスピード感を図り切れてなくて…あのボールが来て…。僕がルキアンを捕まえてメンデスがカバーに行くというチームコンセプトから外れることなく準備していましたが、初めて(ルキアンと)走り合う中でリスペクトし過ぎたというか、スピードに対して過度に意識し過ぎた。ロングボールが入った瞬間は僕の方が早く(身体を)入れていたし…試合が進んでいる状況ならスピード感を把握して(合わせることが難しいタイミングで蹴らずに)バウンドさせてから余裕を持って返すことができたかもしれない。スピード感を把握する前のプレーだったので早くボールに触って相手にプレーをさせないという判断ミス、技術ミスが起きた」と話した新井涼平。

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