山梨フットボール

「ボランチ・新井涼平―CB・山本英臣のセンターラインが”やり切れば勝てるから(山本)”を結果で見せる町田戦」【2021明治安田生命J2リーグ第27節 町田対甲府 プレビュー】

今節は新井涼平(左)と山本英臣(中央)が今季初めてボランチとCBで同時先発。右の小柳達司を含めてベテランが中央で、後ろからどうチームを支えるのか期待して注目する。

2021明治安田生命J2リーグ第27節 町田対甲府 甲府先発布陣。

 

2021年8月29日(日曜日)町田対甲府(19:00 KICK OFF/町田GIONスタジアム)

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府より順位が上の1位・磐田、2位・京都、3位・新潟、4位・琉球、5位・山形が全て先制点を取られた第27節の1日目(8月28日)。そのうち、京都と琉球は逆転勝ちしたものの、磐田は追い付いて引き分け、新潟は0-4で大敗、山形は追い付いたものの再び失点して監督交代後初の負けを喫した。甲府よりも2試合消化が少なく4ポイント差の8位・長崎は千葉に0-2に敗れていて、直接対決がないなかでライバルで勝ったのは京都、琉球だけという波乱の第27節。

イバルの負けや引き分けを喜ぶようではこっちもいい勝ち点・順位状況にないことを自ら示すようだけど、”まだまだ波乱がある”という活力というか希望が湧いてきた。リーグ戦再開後の3試合の中で、磐田との引き分けは受容できるとしても相模原戦の負けと千葉戦の引き分けは確実に5ポイント失った気分だったが、”まだまだ”と思えてくる。失った勝ち点を加えてモノを考えるのはよくないけれど、あれば昇格圏と5ポイント前後の差で希望や期待の温度や太さはだいぶん違う。そして、そのチャンスはまだある。上位の直接対決が残っている以上、”甲府が勝てばいい”という状況であることは再確認できた。

今節は紅白戦形式の戦術確認を行わずに、セットプレーの確認だけを行った。新型コロナワクチン2回目接種の副反応でコンディションに問題があった選手がいたこともあり、前日練習はリラックスメニューが多め。身体と心に配慮したコンディショニングが活きることも期待。

ーター・ウタカとイスマイラのナイジェリアコンビがハマってくると京都独走感が出て来そうだけど、次節甲府が京都を止められるか…を言う前に今節町田に勝たないと上位が大苦戦した第27節1日目の流れを有利に持って行けない。ただ、チームの選手・スタッフの希望者に対する新型コロナワクチン接種の2回目が今週頭に行われ、副反応がコンディションに及ぼす影響は気になる…。伊藤彰監督は「極端なことを言えば、コンディションがいい選手を上から11人選ぶくらい」と話したが、”40度(の熱が)出ました”なんて話をしてくれた選手もいたので、副反応の影響が大きい選手はおそらくメンバー入りしないはず。

山本英臣が話した「”100%やった。でも勝てなかった”はなくて、それをやり切ったら俺たちは勝てるから」という言葉は拠り所になる。

最前線のウィリアン・リラにはチームを勝たせるゴールを期待。

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