山梨フットボール

無料記事 フォトレポート「2連勝を果たしたオフ明けのトレーニングは”ミラクル昇格”を信じる活力漲る」【練習場から】

オフ明け9月15日の練習ではU-18の内藤大和が2種登録後初めて参加した。山梨県のまん延防止等重点措置が解除されてアカデミーの活動も通常に戻ったが、措置中は週末中心の活動だったとは思えないほどの力強い動きを見せた。県のユースリーグのスケジュールがタイトになるが、こうやって参加回数を増やしてトップチームに慣れることは来季に繋がる。

2連勝で明らかに雰囲気が変わったオフ明けの練習。群馬戦で虫に刺されて左瞼を腫らしていた新井涼平(右から2人目)はほぼ回復。

小柳達司(右下)と関口正大(左上)も完全合流で選手層が厚くなっている。この写真は群馬戦翌日に撮ったもので、2人が懸垂で自主トレを行っている様子。泥臭いプレーができる2人は、泥臭い練習が好きなのかも…。

鳥海芳樹は部分合流を果たしていたが15日の練習から完全合流。短期間で再戦力化できる選手で、シャドーの先発を長谷川元希、宮崎純真と3枚で回せるようになり、三平和司らを含めて選択肢は増える。

岡西宏祐、泉澤仁の復帰は来季にずれ込む見込みだが2枚になったGK陣では小泉勇人のスクランブル準備の覚悟や質が重要になる。セービングでボロボロになっている練習着を見ればその心配は杞憂だ思うが――河田晃兵に何か起こってほしくないが――ワンチャンスあれば見せてくれると思っている。*撮影は9月13日。

全体練習後のシュート・1対1の自主練の様子。ウィリアン・リラ、三平和司、有田光希、荒木翔、宮崎純真、長谷川元希、関口正大、須貝英大、パウロ・バイヤ、内藤大和、高崎寛之が参加。球出しはJ1、J2、JFL時代・カップ戦を含めて314試合に出場して61ゴールを挙げた大柴克友コーチ(右から2人目)。大柴コーチは「(2連勝で雰囲気がよく)練習に臨む選手の集中力が全然違う」と話してくれた。気になる高崎はベトナムから帰国後は約1か月間はコンディショニングだけでサッカーができない期間があったそうだが、コンディションは向上しシュートも力強くなっている。トレーニングマッチに出場予定で、そこで契約の可否が判断されることになるのではないか…(当社予想)。

長谷川元希と関口正大が自主練で1対1。プロになって初めて離脱した関口の試合勘やゲーム体力がどれだけ戻っているのかは分からないが、トレーニングマッチでそれを示す必要がある。

有田光希(写真上)も高崎寛之(写真下)も重くて速いシュートを打っていた。高崎の練習参加はウィリアン・リラを含めたFW陣の刺激になっていることは確実(当社感想)。

シャドー、WBの若手はシュートの自主練の途中で自分たちでミニゴールを出して本格的に1対1をやり始めた。そして、その奥ではボランチやDFがアジリティーのトレーニングを行っている。2試合連続3-0で勝利して自信を取り戻したチームが”ミラクル昇格”を信じて動き始めていることを感じる、活力漲るオフ明け。それを継続させるためには想定外なしで大宮に勝利し、さらに信じる力、成し遂げる活力を高めたい。

 

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