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柳下毅一郎の皆殺し映画通信

『君と100回目の恋』 またか、タイムトラベルラブストーリー……いやそれにしても最近この手の話多すぎませんか? (柳下毅一郎)

 

君と100回目の恋

監督 月川翔
脚本 大島里美
撮影 小宮山充
音楽 伊藤ゴロー
出演 miwa、坂口健太郎、竜星涼、真野恵里菜、太田莉菜、堀内敬子、田辺誠一

 
face「彼女の運命を変えるため100回人生を捧げようとした一途男子と、彼の1回の未来を守るため自分の運命を決めた歌姫の物語。感涙のラブソングにのせて贈る、時をかけめぐるラブストーリー」

というわけでタイムトラベルラブストーリーである。またか……いやそれにしても最近この手の話多すぎませんか? 別にぼくがこの手の映画ばかり選んで見に行っているわけではないと思うのだが、このところ何かというと時間ループとかタイムスリップとか……別に『君の名は。』のせいでというわけではない(あの映画がヒットする以前に企画されているものばかりである)んで、どうも時代風潮ということらしい。この手のありえないすれ違いもの、これからも流行りそうな雰囲気がある。

 

 

2016年7月26日。大学生のアオイ(miwa)とリク(坂口健太郎)は幼馴染、ナオヤ(竜星涼)らと学生バンドを組んで、セトフェス(瀬戸内フェス)出演に向けて練習を続けている。なんでも完璧にこなすリクは、ドラムスタンドが壊れていることも、ポスターを描いている最中に事故で水を被りそうになることも、すべて予測していたかのようにスマートに切り抜けてしまう。「まるで未来がわかっているみたいだ……」とまぶしく思うアオイだったが、バンド活動にまったく熱意を見せず「そんなことどうでもいいから」と言い捨てるリクに幻滅。リクはバンド仲間のナオヤがアオイに気があることにすら無関心で、おまけに回転寿司屋でいきなりナオヤから告白されたもんで、ナオヤのことが好きな親友リナ(真野恵里菜)との関係もぎくしゃくしてしまう。最悪な気分ではじまったフェスティバル、ついにアオイは途中で演奏を中断、舞台を降りてしまう。落ち込んだ気分で会場から出て、ふらふら歩いていると会場裏のコンビニ前で車にひかれて死んでしまった!

 

 

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(残り 1952文字/全文: 2815文字)


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