『センターライン』 AIに感情があるかどうかとかいう話にしたかったのかもしれないが、AIも検察官も映画も幼稚すぎてそこまでたどりつかなかった
→公式サイトより
『センターライン』
監督・脚本・編集 下向拓生
撮影監督 JUNPEI SUZUKI
音楽 ISAo.
出演 吉見茉莉奈、星能豊、倉橋健、望月めいり、上山輝
5/10(金) 新刊発売記念イベント
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時は平成39年。AIの進歩により自動運転が当たり前になった時代、自動運転の自動車が対向車線のトラックに突っ込む事故が発生する。事件はAIの不調として処理されたが、新人検事が功名心から犯罪として告発しようと考えたことから前代未聞のAIの裁判がおこなわれることになる。
このあっと驚くストーリーをかざるのが主題歌「シンギュラリティ・ブルース」。シンギュラリティとはなんだろうか、人類文明は本当に進歩しているのだろうか……と思わず遠い目になってしまう名品である。映画としてはいろいろディテールの詰めが甘いを通り越して雑な低予算映画なので、映画作品と言うよりは思考実験程度に受け止めておくべきなのだろうが、それにしたっていやその。どうやらドグマ95にでも参加しているつもりらしきキャメラは法廷シーンまでもがずっと手持ちで揺れつづけて大いに気になったのだった。
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