『映画としまえん』 「としまえんによる、としまえんのための、としまえんの映画」 宣伝費に毛の生えた程度の出資で作れるならやっちまえ
→公式サイトより
『映画としまえん』
監督・脚本 高橋浩
撮影監督 林淳一郎
音楽 海田庄吾
出演 北原里英、小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗、中島ひろ子、竹中直人
「としまえんによる、としまえんのための、としまえんの映画」当然ユナイテッド・シネマとしまえんにて鑑賞。まあとしまえんがこういう映画を欲しがるのはわからないでもないが(あそこの広報ならいかにも「としまえんの呪い」とか流行らせたがりそうである)、東映ビデオとか西武鉄道とかねりま観光センターとか元NGTの人とかにとってはたしてこれがメリットになってるのかどうかよくわからない。それを言うならとしまえんにとってだって別にこんなものでメリットがあるとも思えないが、宣伝費に毛の生えた程度の出資で作れるならやっちまえ、というところか。監督は東映撮影所の助監督あがりで監督デビュー作。オール西武池袋線沿線・練馬区観光映画である。さて、それで中身であるが……
留学を控えたサキ(北原里英)は、近所にある幼馴染ユカ(小泉有紗)の家の前をとおりがかる。ユカは三年前に行方不明になり、そのせいでおかしくなってしまった両親も引っ越していたのだが、今日はたまたまユカの両親が片付けにきていた。ユカの母は「もらったんだけど、行かないから使ってくれない?」とサキに「としまえん」の無料入場券をくれるのである。なんと必然性ある展開。
入場券を持って仲良し四人組に会いに行ったサキ、「じゃあ、久しぶりに一緒にとしまえん行かない?」と五人で出かけることになる。ところでとしまえんには「としまえんの呪い」と言われる都市伝説があるという。それは
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