柳下毅一郎の皆殺し映画通信

『劇場版SOARA LET IT BE -君が君らしくあるように-』  この映画はビートルズとは関係ない。改めて問いたい。本当にいいのかこれ? しかもこの映画、もっと根本的な部分で謎をはらんでいて・・・

公式サイトより

劇場版SOARA LET IT BE  -君が君らしくあるように-

監督 伊藤秀隆
脚本 ふじわら
撮影 宮下徹也
音楽監督 佐藤大輔
主題歌 じょん
出演 堀田竜成、石渡真修、吉田知央、植田慎一郎、沢城千春、江口拓也、土岐隼一

 

Yesterday』もあれば『Let it be』もある。『Abbey Road』も再発される。だがこれはビートルズとは関係ない。もうこういうのあまりに多くて最近ではいささか不感症気味にさえなっているんだが、改めて問いたい。本当にいいのかこれ? 本当にポール・マッカトーニーの前で「いやあもう普通の言葉になってますし、曲も使ってないから問題ないですよね!」と言えるのか! しかもこの映画、ビートルズ云々などというのは引っかかりのいちばん小さなところでして、もっと根本的な部分で謎をはらんでいるのだった。曰く

「2.5次元に存在する架空の芸能事務所としてメディアミックス展開する、通称“ツキプロ”ことツキノ芸能プロダクション初の実写映画。ツキプロ所属の音楽ユニット・SOARAが高校時代の物語で、バンドを組むことになった5人の青春が描かれる」

……って言われて誰かこの意味わかる人いる!? だいたい2.5次元って、マンガとかアニメとかのキャラを舞台で演じることを言ったんじゃなかったの? なんなの……と思ったが、どうやらアニメイトだかなんだかがやってるツキノプロダクションで作ってるドラマCDだかアニメだかの「実写版」ということらしい。ただし声優は別人なので、この面々がドラマCDに出てくるわけではない。彼らの主演で舞台なりライブなりがあるのか、CDを作るとなったときには声優かこいつらかどちらの歌唱が採用されるのか、など興味は尽きないのだが、さすがにそこまで付き合う気にはなれないので以後の研究は専門の人におまかせします。

 

 

さて、本作の主人公は川越在住の高校生大原空(堀田竜成)。

 

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tags: じょん ふじわら 伊藤秀隆 佐藤大輔 副音声映画 吉田知央 土岐隼一 堀田竜成 宮下徹也 植田慎一郎 江口拓也 沢城千春 石渡真修

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