「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

トップ下には大津祐樹。ダイナミックさは他の選手にはない武器。ブマルと大津には、ゴールというタスクが課せられている [J5節 清水戦プレビュー]

 

 

 2週間のブレイクを挟み、Jリーグが再開する。明日のリーグ第5節・清水エスパルス戦を皮切りに中2~3日で15連戦を行う、まさに過密日程だ。3月下旬の国際Aマッチデーが終わってから5月上旬のゴールデンウィークまでは毎年のように連戦が組まれているものの、15連戦はあまり記憶にない。ワールドカップイヤーであることが要因の一つで、どのチームも総力戦で乗り切るしかない。

マリノスはこのタイミングでオリヴィエ・ブマルがいよいよお披露目となりそうだ。カメルーンからやってきた左利きのアタッカーは右ウイングを主戦場とし、練習ではカットインからの左足シュートでゴールネットを揺らす。練習の合間や終了後には右サイドバックの松原健と積極的にコミュニケーションを取り、メディアに対しては笑みを絶やさない。

練習風景からはエゴイスティックな面をほとんど感じさせない。プレーすべてがドリブルから始まるというわけでもなく、ダイレクトプレーを織り交ぜながらコンビネーションで崩すシーンも多い。もちろん突破力がないわけではなく、練習で対峙した天野純は「スピードがあって、腕の強さもある」と評す。昨季まで在籍していたマルティノス(現浦和レッズ)のような爆発的なスピードこそないものの、要所で切れ味鋭いプレーを見せてくれる期待がある。

 

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