「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

金井貢史とプロデビューとなる西山大雅がセンターバックか。充実ぶりが著しい吉尾海夏にも注目 [Lカップ 3節 新潟戦プレビュー]

 

 清水エスパルス戦から中3日で迎える15連戦の第2ラウンド。ルヴァンカップグループステージはここまで1勝1分とまずまずの成績で、今節はアルビレックス新潟とのアウェイゲームに臨む。相手はカテゴリーが一つ下のチームで天皇杯以外では珍しいシチュエーションの対戦となるが、ここはしっかり力の差を見せておきたいところ。

その試合でアンジェ・ポステコグルー監督は清水戦から先発総入れ替えを行う模様で「ここまであまり出場していない選手が出場する良いチャンス。連戦に向けて全員が出場時間を確保するのは大事なこと」と狙いを明かした。同時に「今から3週間後のことは予測できない」とも話し、連戦の最中に負傷などのアクシデントに見舞われる可能性は十分ある。そのための備えとして各ポジションの層を厚くしておきたいという考えは至って自然だろう。

 

総入れ替えのため11人全員が注目選手となるが、中でもまず名前を挙げたいのがGK杉本大地。ここまで行った公式戦7試合(リーグ戦5試合、カップ戦2試合)はすべて飯倉大樹がゴールマウスを守ってきた。これまで何度も述べてきたように、あるいはインタビューでも掲載したように今季のマリノスのGKに求められる仕事は、あまりノーマルではない。ゴールを守るという概念にとらわれるのは危険で、飯倉以外の選手の適応力は未知数だった。

 

 

明日、杉本がどのようなプレーを見せるか。飯倉が負傷離脱していた石垣島キャンプ中はレギュラー組と一緒にピッチに立ち、当時からハイラインでプレーしていた。飯倉に敏捷性や技術では及ばないが、それでもチームの基本戦術をベースに立ち回る必要がある。ゴールに張り付くパフォーマンスで結果を出しても、今後のリーグ戦のピッチに立つのは難しい。重要なのは判断の部分で、さまざまな局面で勇気あるプレーを期待したい。

次に、ルーキーの西山大雅にとってこの試合がプロデビュー戦になりそう。

 

 

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