「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

大津のセンターFWはとても流動的で周囲の潤滑油になったが、フィニッシュワークにこだわるならばウーゴ・ヴィエイラが上 [J14節 G大阪戦プレビュー]

出場すればJ1通算200試合の節目のゲームとなるGK飯倉大樹が、明日に向けて言葉に気合いを込めた。

「ここからの2試合に負けてしまうと自分たちがネガティブな方向に進んでしまう。今のサッカーを続けていくために、勝ちにこだわってやりたい。」

 良い内容という甘美な罠に惑わされることなく、結果にこだわりたい明日のガンバ大阪(16位)戦、そして来週のV・ファーレン長崎(14位)戦だ。いずれも下位に位置しているチームだが、15位のマリノスにとっても他人事ではない。ワールドカップによる約2ヵ月の中断期間を降格圏で過ごすのは、あまりにも不本意で気持ち良くない。

 指揮を執るアンジェ・ポステコグルー監督は、真摯な姿勢で「今は結果が出ていないので皆さんがイライラを募らせると思う」と認めた上で「結果が出てくれば面白いものを見せられると思う」と続けた。たしかにそのとおりで、結果が出なければどんなに美しいサッカーでも見え方が変わってきてしまう。どんな忍耐強くても、いつか我慢に限界が訪れてしまう。

前節の名古屋グランパス戦でケガから復帰し、先制ゴールを挙げた喜田拓也は「やっているサッカーは悪くないし、自信やメンタルは少しのことで上を向いていく。自分が変えていける自信はあるし、次の試合でもその気持ちを示したい」と覚悟を示した。今節も引き続きインサイドハーフで先発する見込みで、天野純とともに新時代の旗手として振る舞う。抽象的になるが、チャレンジする姿勢が求められる。

 

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