「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マリノスから日本代表へ。ロシアWCには間に合わなかったが、 山中亮輔は4年後が視野に入る位置にいる [山中亮輔の飛躍]

 

 

「34試合フル出場が今年の目標です」

 開幕前、背番号24は高らかに宣言した。

加入1年目の昨季序盤はケガに泣かされ、リーグ戦22試合出場にとどまった。しかしながら中盤戦以降の試合でサポーターに与えたインパクトは大きく、得意の左足を振り抜いて何度もスタンドを沸かせていく。ドリブル突破や正確なクロスで得点を演出するパフォーマンスは、見ている側に爽快感を与えた。

その攻撃性能の高さを、開幕戦でさっそく見せつける。インサイド寄りにポジションを取る今季の戦術に従って動き、ゴール正面付近からのミドルシュートでゴールネットを揺らす。山中亮輔はマリノスの今季初ゴールを記録とともに、新たなスタイルにチャレンジしている過程で貴重な成功体験を手にした。

以降も、金髪レフティーの勢いは止まらない。チームは波に乗り切れなかったが、自身は多くのゴールに絡んでいく。特にウーゴ・ヴィエイラとホットラインを形成し、第4節・浦和レッズ戦で初アシストを記録すると、つづく第5節・清水エスパルス戦では「完璧だった」と自画自賛のピンポイントクロスで連続アシストを達成。第9節・湘南ベルマーレ戦では再びウーゴ・ヴィエイラに、さらには第13節・名古屋グランパス戦で喜田拓也のヘディングシュートを演出してみせた。

前半戦を終えて1得点4アシストという個人戦績に「良いペースで数字を積み上げられていると思うので、手ごたえはある」。従来の概念を覆すポジショニングでのプレーには「オレはサイドで1対1を仕掛けたいタイプだけどね」と苦笑いしつつも、しっかりと対応する適応能力の高さ。今やオフェンスにアクセントを加えるために欠かせない存在となった。

 

 

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