ルヴァンカップは総力戦。毎試合のようにヒーローが入れ替わるのも大きな魅力 [Lカッププレーオフ第1戦 神戸戦プレビュー]
ルヴァンカップはチーム全員で歩を進める総力戦だ。毎試合のようにヒーローが入れ替わるのも大きな魅力となる。
グループステージ序盤こそリーグ戦メンバーの約半数が出場していたが、リーグ戦とカップ戦を並行して消化していく15連戦の最中は、先発総入れ替えも珍しくなかった。のちにアンジェ・ポステコグルー監督が「選手を回復させる必要があった」と明かしたように、コンディションという観点ではベストメンバーだとしても、能力値や総合値がベストの11人ではなかった。
もっとも控え組中心でグループ2位突破を決めた予選には大きな意味があった。新たなスタイルを構築していく中で、リーグ戦に出られない選手にとって貴重な実戦機会となり、仲川輝人や山田康太がチャンスを掴んでいく。
シーズン開幕当初、彼らはリーグ戦のベンチにも入っていなかった。それがカップ戦での活躍やパフォーマンスを契機に、リーグ戦での先発に名を連ねるようになる。そんな経緯について仲川は「自分の中では大事な大会という位置付け。リーグ戦に絡めない中で、少しだけ出場のチャンスがあるのがルヴァンカップだった」と昨日の出来事のように振り返る。カップ戦経由リーグ戦行きというストーリーを、自らの力で掴み取った代表格だ。
チームとして臨む次なるステージは、今年から新設されたプレーオフステージとなる。各グループ2位以内のチームが他グループの2位以内とホーム&アウェイを行い、ノックアウトステージ進出を目指す。
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