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「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

松原健の出場可否は微妙。山田康太を右SBで起用するか、金井貢史を本職に戻してCBに栗原勇蔵を起用するか [Lカッププレーオフ第2戦 神戸戦プレビュー]

 

 

 

 

ホームでの第1戦を4-2で勝利し、アウェイで第2戦を迎える。2点リードの有利な状況だが、まだ前半90分が終わっただけで何も手にしていない。後半90分をしっかり戦い、気持ち良く中断期間に入りたい。

条件を整理しておくと、引き分け以上の結果は無条件でマリノスのノックアウトステージ進出が決まる。得点数やスコアは関係なく。勝てば2戦2勝、引き分けた場合は1勝1分で文句なしの勝者だ。1点差での敗戦も、同様にマリノスの勝ち上がりを意味する。0-1でも3-4でも同じこと。2戦合計でマリノスが上回る。

問題は2点差で敗れた場合である。この場合はアウェイゴールルールが適用される。基準点となるのは第1戦の裏返しとなる2-4。このスコアよりもトータルゴールの少ない0-2や1-3で負けるとヴィッセル神戸のアウェイゴールがモノを言う。反対に、3-5や4-6で負けても、今度はアウェイゴール数で勝るマリノスが勝ち名乗りを受ける。

延長戦やその先のPKにもつれ込む条件は2-4の敗戦のみ。2戦合計6-6でアウェイゴール数も同じだから15分ハーフの延長戦に突入し、そこでも決着がつかなければPK戦で雌雄を決する。試合当日に横浜や東京へ帰るサポーターは復路の新幹線の時間に気をつけたい。

仮に1点差で負けても勝ち上がれることを考えると守備重視で臨む施策があっても不思議ではないが、アンジェ・ポステコグルー監督の言うように「引き分けでもOKというネガティブなマインドで試合に入ると自分たちのサッカーができない」のもたしか。マリノスはキックオフから勝利のみを目指して戦うだろう。「引き分け狙いができるチームではないし、守備重視で戦うことも無理だと思う」と絶好調の仲川輝人。得点が必要な神戸はどこかのタイミングで必ず前へ出てくる。その背後を突き、相手の戦意を削ぐようなゴールシーンを期待したい。いまボールを持った際に最も期待できる男で、サポーターからは大きな歓声が湧く。その声援を背に、アウェイの地で連続ゴールを狙う。

大切なのは中盤や最終ラインの選手との意思統一だ。

 

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アンカーとして攻守両面でキーマンとなる扇原貴宏は「チームとして戦い方を変えることはないと思うけど、ピッチの中でしっかり状況を把握しながら戦いたい」と冷静に話した。序盤こそ通常通りの姿勢で問題ないが、時間経過とスコア推移次第で攻守どちらに比重を傾けるかが変わる。試合終盤、得点を奪わなくても失点しなければOKという状況になるかもしれない。攻撃陣と守備陣の意識が乖離することだけは避けたい。攻めるなら攻める、守るなら守る。時には割り切りも必要だ。

 その第2戦に臨むメンバーだが、第1戦で右ひざを負傷して途中交代した松原健の出場可否は微妙なところ。遠征には帯同しているが、試合前々日は別メニュー調整で過ごしていた。欠場の場合は山田康太を右サイドバックで起用するか、金井貢史を本職に戻してセンターバックに栗原勇蔵を起用する、の二択となる。前線も天皇杯前日に右でん部を痛めたオリヴィエ・ブマルが欠場濃厚で、左ウイングに誰を組み込むか。U-21日本代表の遠藤渓太は間に合わないため、ユン・イルロクやイッペイ・シノヅカを起用するか、あるいは大津祐樹を回してウーゴ・ヴィエイラの先発も考えられる。

指揮官は勝つための11人に誰をチョイスするか。ここでのキャスティングに試合の狙いが見え隠れするだろう。まずは先発の顔ぶれに注目したい。

 

 

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