Jサポフリーペーパー文化。君は『アディショナルタイムズ』を読んだか?(J論)

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(山中には)あんまり『ああしろこうしろ』と言うと良くないんですよ。『褒めて伸ばす』ほうがいい(笑)」(大津)・ 「さすが分かっていますね(笑)」(山中) [大津祐樹・山中亮輔対談]

 

【F・マリノスルーキー対談(前編)】
実施日:7月9日(月)
インタビュアー・写真:藤井 雅彦
協力:横浜F・マリノス広報室

 

 

 

大津祐樹と山中亮輔。柏レイソル時代から師弟関係を築いている二人が後半戦に向けて、ヨコハマ・エクスプレスの独占取材に応じてくれた。

前編となる本稿では、主に今季のプレーぶりとこれからについて。

兄貴分の大津が「オレの理想はヤマからのパスでゴールを決めること」とハートフルなコメントを言えば、弟分の山中は「祐樹くんに二桁得点してほしい。そのきっかけを作るパスを自分が出したい」と堂々宣言してくれた。

 

 

――中断していたJリーグが再開します。まずはお互いのここまでのプレーについて、どんな印象を持っているか聞かせてください。まずは先輩の大津選手からお願いします。

 

大津 祐樹(以下、大津)「ヤマ(山中亮輔)は思い切ってプレーしているよね。攻撃的なサッカーを実現する上で、ドリブルやクロスといった部分でチームに欠かせないプレーヤーになっていると思う」

山中 亮輔(以下、山中)「いきなり褒められると照れます(笑)。今年の初めはポジショニングや役割が今までと違って戸惑う部分もありましたけど、少しずつ慣れてきてからは自分の特徴である前への推進力を出せるようになりました。今はかなり自然体でプレーできています」

大津「監督が求めることも少しずつ変わってきたよね。最初はたぶん“型”を作る意味合いもあってポジショニングへの指示が多かったけど、最近はその回数も減ってきた」

 

 

山中「正直、最初は少し窮屈な部分もありました。でもそれくらい重要なポジションだと感じていましたし、やりがいがあります」

大津「ヤマはF・マリノスに移籍したことでサッカーに対する意識が高まったよね。だから自然と生活スタイルも変わってきたはず。すごく成長したと思うし、頼もしい選手になった」

 

――次は山中選手の順番です。F・マリノス加入後の大津選手のプレーはいかがですか?

山中「(大津)祐樹くんはまず身体能力が高くて、無理が利くのが強みです。前線ならどのポジションでもできるポリバレントなところも魅力で、試合中に変化をつけられる存在がいるのは大きいと思います」

大津「最近思うんだけど、どのポジションをやりたいのか自分でもあまり分からないんだよね」

山中「真ん中のほうが良くないスか?」

 

 

大津「チーム全体のラインが高い時は真ん中をやっていると楽しい。でもラインが低くなっている時に9番(3トップ中央の意味)のポジションだとボールにあまり触れないので、それならサイドがいい」

山中「祐樹くんが真ん中にいるとアバウトなボールでも収めてくれるし、難しい体勢でも足が伸びるので、パスを出す側としてはすごく助かります。サイドにいるのはもったいない気がするなぁ。真ん中のほうがチームとしての選択肢が広がるし、相手のプレッシャーが苦しくなった時は祐樹くんのランニングに合わせて裏のスペースに出せばいい」

大津「そうやって動きを見てパスを出してくれる選手がいれば、もし自分にボールが来なくても、動いたことによって生まれたスペースを周りが使える状況が生まれる。ヤマは苦しい体勢からでもパスを出せることが分かっているし、あのゴールはまさにそういう形だったね」

 

――ルヴァンカップ・プレーオフ第1戦ヴィッセル神戸戦でのゴールですね?

大津「あれは理想的なゴールだった」

山中「僕としては難しいパスではなかったです。祐樹くんの動き出しが見えて、少しアバウト気味にスペースで流し込んだだけなので」

大津「ほんの少しタイミングがズレるとオフサイドになるけど、アバウトでも出してくれることが重要。前へボールを出してくれることで自分は生きると思う。そのタイミングに関してヤマとの呼吸は抜群だよね」

 

 

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tags: pickup 大津祐樹 山中亮輔

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