監督・永井秀樹は稀代のロマンチストかリアリスティックな戦術家か(J論)

「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

開始2分の疾風怒濤のロングカウンターが試合のすう勢を決めた。マイボールにしてから15秒に満たないマリノスの速攻 [J16節 仙台戦レビュー]

 

中断明け初戦で、ケチャップが飛び出した。しかも大量のケチャップだ。

マリノスに勢いをもたらし、試合のすう勢を決めたという点で、開始2分の先制ゴールは大きな意味を持っていた。ベルギー代表が日本代表に対して決めたカウンターにはわずかに及ばないが、マリノスの速攻もなかなかのもの。マイボールにしてから15秒に満たない疾風怒濤のロングカウンターが炸裂する。

 相手がマリノス陣内に入れてきたボールを中澤佑二が弾き返す。このボールを拾った扇原貴宏が自陣に降りてきた伊藤翔に縦パスを入れ、伊藤からの落としを受けた喜田拓也は間髪入れず相手陣内のスペースへ鋭いボールを通す。スピードに乗って左サイドの高い位置に侵入した遠藤渓太はエンドラインと並行よりも少しマイナス気味にラストパスを送ると、仲川輝人がニアサイドで潰れ役を演じ、遅れて入ってきた伊藤がフリーでシュート。これは相手GKに阻まれたが、こぼれ球を天野純が右足でしっかり詰めてゴールネットを揺らした。

この得点を皮切りに、前半シュート5本で4得点を挙げた。入らなかった1本は前述した先制点の場面の伊藤のシュートであり、つまりほぼ100%の決定率で得点を積み重ねた。「これで勝った、と思った」と伊藤が振り返る2点目は、自陣でのゆっくりとしたボール回しからのチェンジオブペースで再び左サイドを攻略し、最後は山中亮輔のアーリークロスから伊藤がフィニッシュ。3点目は仲川輝人の個人技が技ありで炸裂し、4点目は高い位置でのボール奪取からそのままゴールを陥れた。

 

 

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