「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

先制点が大きなウェイトを占めるのは言わずもがな。まずは失点しないでゲームを進めたい [J25節 柏戦プレビュー]

 

再び中2日で、今度は柏レイソルを日産スタジアムで迎え撃つ。清水エスパルス戦後の2日間を主力組はリカバリーのみで過ごし、チームとしても戦術練習をまったく行っていない。お盆後の8月末なのに気温が35度近くまで上がっているのだから、コンディショニング中心のメニューになるのは当然だろう。

 したがって今節もスタメン予想は困難を極める。間違いなく言えるのは、清水戦で退場になったドゥシャンが出場停止となり、反対に累積警告で出場停止だった扇原貴宏が戦列に戻ってくること。そして左ひざ痛で別メニュー調整を続けている中澤佑二の起用について、アンジェ・ポステコグルー監督は「今週末(の出場)はない」と明言している。

指揮官は清水戦同様に「また2~3人替えると思う」と話していることから、間違いなくスタメン変更がありそう。連戦の疲労を考慮し、水曜日はベンチスタートだった栗原勇蔵や松原健の先発復帰が有力視される。あとは中澤とドゥシャンが不在の最終ラインをどのように構成するか。それ次第で中盤から前の起用法も変わってくる。

天皇杯を含めて公式戦に3試合連続で先発している久保建英に疲労の色が見えること、そしてオリヴィエ・ブマルのベンチ入り濃厚であることを踏まえると、4バックへの帰還も視野に入る。結果として松原健や山中亮輔が攻撃に貢献し切れていない現状を考えると、3バックへのシステム変更が奏功しているとは言い難い。ウイングバックだけの責任ではなく、全体のバランスによるところが大きく、扇原や喜田がアンカーを務める3-5-1-1は、今のところあまり効力を発揮していない。さらに付け加えると、守備を安定させるために中盤の底をダブルボランチにするのが得策ではないだろうか。

指揮官はシステム選考について多くを語っていないため、予想スタメンは予想の域を脱しない。したがって明日も3-5-1-1を継続する可能性はある。

 

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