「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

スーツ姿で交渉の席に着いた伊藤は「責任を持ってプレーしたつもりだし、マリノスが良くするためにどうすればいいかを考えた」と語った [面談5日目:伊藤翔]

 

マリノスは10日、FW伊藤翔(30)と来季の契約について面談を行った。スーツ姿で交渉の席に着いた伊藤は「チームの順位が順位なので、満足はまったくない。ルヴァンカップも獲れなかった」と悔しさを言葉にしながらも「自分の体は年間通して良好だった」と一定の手ごたえを口にした。

加入5年目の今季、前半戦は出場機会に恵まれず無得点という不本意な結果に。しかし中断期間明け以降は第16節・ベガルタ仙台戦でのハットトリックを皮切りに8ゴールを記録。シーズン終盤は左肘骨折のアクシデントに見舞われながらも、特製プロテクターを装着して復帰を果たし、第32節のV・ファーレン長崎戦ではチームのJ1残留をほぼ決定付ける貴重なゴールを挙げた。

7月に節目の30歳となり、ピッチ内外で責任感が増す一方だ。思うように勝ち点を積み上げられないチームについて歯に衣着せぬ姿勢で言及したのは「責任を持ってプレーしたつもりだし、マリノスが良くするためにどうすればいいかを考えた」(伊藤)から。プライベートでも後輩選手を積極的に食事に誘うなど良き兄貴分として振る舞い、フォア・ザ・チームの精神を貫いた。

 

 

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