「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

1月10日の始動日まで2週間余りと時間はない。フロントの動きはテンポアップする [来季のチーム編成についてvol.2]

 

 

 ここへきて移籍市場が熱を帯び始めている。

 J1リーグは121日に終了。その翌週の8日にJ1昇格プレーオフが行われ、J1J2J3の各カテゴリーを戦うチームが確定した。9日には天皇杯決勝で浦和レッズが勝利し、ACL出場権を獲得。同時にACLプレーオフから出場する2チームも決まった。

 実質的には、ここが編成のスタートの合図となった。

 シーズン中の移籍と違い、シーズンの切れ目に発生する移籍人事の多くは“玉突き人事”だ。どこかで、誰かが、動かないかぎり、ストーブリーグはなかなか温まらない。初動が遅れれば、順番待ちの選手の去就はなかなか決まらない。

 ある特定のポジションの選手ばかりがメディアに取り沙汰されるのも同じ理由からだ。

 さて、マリノスである。

 すでに契約更新が発表された選手は扇原貴宏、天野純、畠中槙之輔、喜田拓也、大津祐樹、原田岳、ドゥシャン、遠藤渓太、チアゴ・マルチンス、山田康太の10選手。そして徳島ヴォルティスから広瀬陸斗が、FC琉球から朴一圭(パク・イルギュ)の加入が決まり、ユースから椿直起と山谷侑士の2選手が昇格する。

 一方で、契約満了が発表されたのが鈴木彩貴、ウーゴ・ヴィエイラ、オリヴィエ・ブマルの3選手。そして期限付き移籍中だった下平匠がジェフユナイテッド市原・千葉へ、富樫敬真がFC町田ゼルビアへ完全移籍した。

 名前を列挙するだけだと分かりにくいので、契約更新選手と新加入選手をポジションごとに並べ直してみよう(順番は年齢順)。

 

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