「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ピッチの中で迷子になっていますよ」と苦笑いしながら、高野遼が新たなスタイルにチャレンジする姿はイキイキとしている [高野遼インタビュー(後編)]

 

【高野遼選手インタビューコラム(後編)】

実施日:1月24日(木)
インタビュー・文:藤井 雅彦
協力:横浜F・マリノス広報室

前回からつづく

 

甲府で過ごした最初の半年間は、若手選手とともに寮生活を送った。

午前練習後、チームメイトと昼食を摂り、寮での仮眠タイムへ。夕食後にはヴァンフォーレ甲府をサポートする企業が経営するスパ施設へ通った。毎日のほとんどを決められたリズムで過ごし、サッカーに没頭。一人暮らしになった昨年も同じだったルーティーンは変わらなかった。

 

 

 

ある晩、何気なくテレビを観ていると、愛着あるF・マリノスのユニホームが画面に映し出された。その瞬間、自然と頬が緩んだ感覚は忘れられない。

「僕が住んでいた地域でテレビ神奈川が放送されていて、たまたまキクマリ(キックオフF・マリノス)の時間だったんです。

 

 

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