「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

2019年の天野、喜田、扇原のキャプテン3人制は、当初からの方針ではなく、シーズンを過ごした末に指揮官が出した結論 [練習レポート]

 

注目されていたキャプテンに「3人並列」という答えが出た。

アンジェ・ポステコグルー監督は今季のキャプテンに扇原貴宏、喜田拓也、そして天野純の3人を指名。昨日の練習終了後、3人を同時に監督室へ呼んで直々に通達し、今日の練習前の円陣でそれぞれがあいさつを行った。

 

 

石垣島での一次キャンプ、宮崎での二次キャンプを終えても、指揮官は誰にキャプテンマークを託すか決めかねているように見えた。キャンプ中の練習試合では「準備段階でいろいろな選手をキャプテンにしてきた」と話したとおり、複数の選手をキャプテンに指名してきた。開幕1週間前の非公開練習試合では天野と扇原がキャプテンを務め、最終的に下した結論が3人並列だった。

 

 

扇原は中澤佑二不在の昨季後半にキャプテンを務めた経験を持つ。マリノス在籍3年目と日は浅いが、ホーム最終戦後のセレモニーではあいさつも行った。「オンザピッチだけでなくオフザピッチでもいい影響を与えられる存在でありたい」。ランニングでは常に先頭を走っており、徐々に自覚も芽生えている。

 

 

喜田にとっては、生まれ持ったキャプテンシーを発揮する場がやってきた。ピッチ内では扇原との激しいポジション争いが待っているとはいえ、チームとして「何よりも勝つ集団にしたい」と意気込む。どんな状況・場面でもポジティブな声かけができる“生え抜き”はキャプテンの資格十分だろう。

 

 

そして天野。

 

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