「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

最初の白星が持つ意味はとてつもなく大きい。そのパフォーマンスをベースにし、状況に応じた臨機応変な戦いで主導権を握ることがテーマ [J2節 仙台戦プレビュー]

 

 

 

あらためてシーズン最初の白星が持つ意味はとてつもなく大きいと感じる。相手がどれだけ低調だったとしても、勝ち点3でしか得られない効果がある。

マリノスの一員として初めてリーグ戦のピッチに立った高野遼は「細かな反省はいろいろあるけど、試合に勝てたことが自信になった」と安堵の表情を浮かべた。チーム全体を見渡した時に、重箱の隅をつつくまでもなく2失点はいずれも自分たちに問題があった。誰もが見て分かる失策だからこそ、それを帳消しにできる3得点と勝利に価値がある。失敗も含めて、すべて成功体験を前提として振り返ればいい。

 

 

失点に直結するミスを犯したチアゴ・マルチンスは「自分のミスは次に向けてしっかり修正する」と静かに闘志を燃やす。そのチアゴとコンビを組む畠中槙之輔は「明日は完封で勝ちたい」と言い切った。明日のホーム開幕戦はリーグ開幕戦からの反省と修正を生かす場としても活用したい。

 

 

「結果もうれしいが、パフォーマンスと内容に満足している」と満足げな指揮官は、明日のベガルタ仙台戦でも先発を入れ替えない方針だ。おそらくベンチメンバーに手を加えることもない。同じ11人と18人で戦い、「開幕戦と同じか、それ以上のパフォーマンスを見せて、明日も勝利したい」とマルコス・ジュニオール。チームとしてやるべきことは変わらない。

とはいえ具体的な方法論は相手によって異なる。

 

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